3月6日の日曜日に、「トアル花」を探しに英彦山の
「岳滅鬼山」(がくめきさん)に登った。
かといって、正確な情報があってのことではない。
ネットでいろいろと見ていると、「多分あそこらでは?」程度。
2月7日に、英彦山の「四王寺の滝」に登ってから早一月。
どこでもいいから、「山に登ろう!」と思っていたら、
いつものYさんが、「日曜日なら行けるよ!」とのこと。
それで、まだ見たことがない「トアル花」を探しついでに登ることにした。
「ちょっと、なめていたかもしれない!」。(いや、全くだ。)
8:00 博多区のとあるところで、Yさんと待ち合わせ。
Yさん曰く、「先輩!11時から雨ですからね!」
まるで、私に「足を引っ張らないでね!」と言ってるみたい。
今日は、英彦山までのアプローチのルートを工夫してみた。
大野城~米の山~飯塚~添田のルート。(距離的には最短のようだ。)
曇り空の中に英彦山が浮かんできた。
10:00 深倉峡に到着。
大きな「注連縄(しめなわ)」が掛けてあった。
10:25 登山開始
11:08 ネットで調べた登山ルートを登っていく。
沢は荒れ果てて、苔むしている。
11:18 大きな岩の横を通過。
男池のものが有名だが、この地にも「石を抱く木」があった。
沢の中で、どのような経過で現在の姿になったのか?
「トアル花」はどうなったの?と聞こえてくるようだが、
とっくの昔にあきらめて、今は「岳滅鬼山」を一生懸命めざしている。
赤テープを参考にして、沢からはずれて尾根筋を歩いているが、
「何じゃこれ!」ですね。鹿の爪研ぎかな?
「先輩!元気ですか?」と、Yさんの声がかかる。
花粉症対策のマスクが息苦しい!
当初はこんな感じで結構いい尾根道。
と、このあたりでルートが不明になってきた。
Yさんが先行しながら、ルートファイディング。
その後を私がゆっくりと登っていく。
とうとう登山路を完全に見失ったようだ。
本当なら、ここらで引き返すのが正しい判断。
ここからは稜線への間では、写真はほとんど撮ってない。それほど余裕がなかった!
とにかく、急峻な斜面を登りやすいところを探して、
体全体を使ってよじ登っていく状態。
13:13 悪戦苦闘すること50分、Yさんが最初の稜線らしきところに登り上がった。
ただ、この稜線も岩峰に阻まれて、大きく迂回をする羽目に!
やっと、Yさんから「先輩!登山路に着きましたよ!」とまた声がかかる。
私は正直に言うと、「へとへと」
今、こうして記事を作っている両手がこわっている。
Yさんはというと、余裕綽々!
まぁ、とにかくここまで上がってくれば一安心。
遠くに中岳が見えている。
どうも「岳滅鬼山」と釈迦ヶ岳の間くらいに登り上がったみたいだ。
13:50 やっとここでランチ。でも、花粉の洗礼を浴びて「くしゃみの20連発。」
「この時期の山登りはつらい!」
ランチにするには、マスクをはずさねばならない!
14:15 出発。
もう少しで「岳滅鬼山」という地点までやって来た。
日田側の展望が素晴らしい!
Yさんは快調に稜線を進んでいくが、私はというと足が痛んできていた。
14:39 「岳滅鬼山」に到着。
恥ずかしいけど、「ヘロヘロ」な私。Yさん曰く「もう岳人ではないですね!」
「とっくに岳人ではなくなってるさ!」と心の中で呟く。(ただただ、情けない!)
ここから「岳滅鬼峠」をめざすのだが、これもまた、すごい山道だった。
最初は、「シャクナゲ自生地」か!きれいだろうね、と思ったりしていたが、
この看板を過ぎると
すぐに強烈な下りが始まった。
私も、疲れた体にむち打って懸命に下りていく。
Yさんも時々「あ!」とか声を出しながら懸命に下る。
15:46 途中で両足が強烈につったりもしたが、
第二の難関もどうにか無事に乗り越えて、ようやく峠に到着。
Yさんもほっとした様子。(今日は花散策でしたよね!)と宣う。
峠からは、林道をめざして植林地帯を下りていく。
後は、口数も少なく淡々と林道を下るだけ。
とても荒廃が進んでいる。
16:13 周回林道と登山口の出会い。
17:15 駐車場まで戻ってきた。
今日は、誰とも会わなかった。「岳滅鬼山」は私たちの独り占め!
最後に、Yさんが「今日は花を見る予定が、花はなし、鳥もなし、鹿も見れず!」
と、おっしゃる!
「でも、山とはそういうもんだ!」と思ったが、口には出さなかった。
そうそう、「トアル花」は次の機会にとっておこう!
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