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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

「白鳥山~時雨岳を歩く!」(幻のピンクのヤマシャクヤクを探して!)

2016年05月08日 | 山登り

何年か前から、九州中央山地の「白鳥山」に是非登りたいと思っていた。

それは、白鳥山から時雨岳の稜線に「ヤマシャクヤク」の大群生地があり、

毎年5月初旬には、素晴らしい「ヤマシャクヤク」のお花畑が現れるという。

特に、まれにピンク色をしたヤマシャクヤクの花が見れるとのこと。


今年こそはと思って、いつもの山仲間とは5月5日ごろに計画をしていた。

それが、4月14日に突然の熊本地震の発生。当然計画は一旦白紙に戻った。


それで、いつもの山仲間とも今後の計画について話し合っていたのだが。

詳しいことはここでは省くけど、YさんやKさんは復興支援に関わっている。

一番貢献が少ないのが私である。ならば、私がお二人の明日への気力を高めるよう、

この山行で、精一杯の「おもてなし」に努める。これなら、私も貢献に寄与することになるのでは。(?)

と、いろいろと言い訳をしているが、結論として5月5日に「白鳥山」に登ることにした。


4:45 早良区の自宅を出て、今回の参加者、Мさん、Kさん、Yさんを拾って、

5:50 太宰府インターから高速に入り、松橋を目指す。

8:36 樅木の吊橋を通過。



9:15 御池登山口に到着。日本山岳遺産というのがあるのだね!



9:30 少し先のもう一つの(?)御池登山口からスタート。



今日の天気はうす曇り。最初は涸沢をゆっくりと登っていく。



「ニリンソウ」がチラホラと咲いているが、とても感じが良いルート。



すぐに急登が始まった。



この花は?「コミヤマスミレ」かな。



写真を撮りながら、ゆっくりと登っていく。



登山路の両脇にはあちこちに伸びている「バイケイソウ」の葉が美しい。



静かな稜線へと上がってきた。



苔むした木々が多い。



10:17 平清経住居跡。平家落人伝説がこんなところにも!



10:30 御池の「ヤマシャクヤク」の群生地にやって来た。でも蕾が多い。
それで、ニリンソウを撮ってみた。


ここの「ニリンソウ」は少しピンク色。



どうにか咲いているのを探しだしてパチリ!



とても雰囲気がある!



しかし、これはまだ序章に過ぎなかったのだが。
私たちは、まだそれを知らない。


ここで、Yさんが「偵察に行ってきます。」とピンクの花を探しに行った。

その時間を活用してニリンソウを!






ここの「ニリンソウ」は、水辺ではなく、山間地に咲いているんだ。



「ニリンソウ」の隣には、「ジロボウエンゴサク」も。



その時、Yさんの大きな声!「あったよー!」



みんなで、「お手柄!お手柄!」と絶賛!ほんのりとピンク色!



大いに満足して、「白鳥の頂上へと向かった。



「ワチガイソウ」などをパチリとしているとすぐに「白鳥山」へ!



11:50 「白鳥山」の頂上。展望はほとんどない。



折角だから、少し下ってもう一つの群生地へも立ち寄った。
しかし、ここはほとんどが堅い蕾。


しかし、「今日これて良かったね!」と大満足しながら、「時雨岳」へと向かった。



きれいな「ニリンソウ」がいっぱい。






しばらく歩いていくと、展望がいいところに着いた。



椎葉から来られたという人に、山の名前を聞くことができた。「市房山」。



ここで、さわやかランチタイム。?



先ほどの人の話によると、どうも「時雨岳」の方がいいらしい。



13:10 再度期待に胸膨らませて、先へと進んだ。

そうすると、新たな「ヤマシャクヤク」の群生地が目の前に広がった。



先ほどのピンク色よりさらに色っぽい!



なんでこうなるの?とでも言おうか。



なんでもう少し早く来なかったか!



カルスト台地だからこその群生地なのかね?



この稜線もとても歩きやすく、とてもいい感じ!



写真を撮りすぎて、大幅に時間超過!やっと、林道を渡って「時雨岳」に近づいた。



これまでも十二分に満足だったのだが、さらに追い打ちが。



次から次へと「ヤマシャクヤク」が現れる。



もう言葉は入らない!



はじけてしまってるね!



まさに、「ヤマシャクヤク」のプロムナード!



どこまで続くのか!



今回もまた、



感動の大きさを、



アップする枚数で表してる。



15:19 まるで気が抜けた様子で「時雨岳」に到着。



さらに追い打ちで、ここにも「桃色ヤマシャク」が!



団子3兄弟でなく「ヤマシャク3兄弟」。否、4兄弟!



うーん!どうにかなりそうだ!



大幅に時間超過なので、急いで登山口へと下りていく。



16:23 ようやく、ようやく登山口まで帰り着いた。
ちょっと、お疲れモード!


ついでなので、「樅木の吊り橋」にも立ち寄った。



下にも吊り橋が。



こちらもきれいだね!



Mさんは駆け足で下の橋へ。



そのMさんが下から。
(疲れてるのに元気がいいね!)

最後に、「佐俣の湯」で汗を流して、23:00に福岡に無事に帰り着いた。



というように、とても長くなりました。最後まで見てくれた「あなた」に感謝します!



2 コメント

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すばらしいです (kyoko)
2016-05-10 09:46:21
こんなに群落があるとは・・
はじめてみせていただきました
ピンクがかったニリンソウもあるということは土壌も影響してるのでしょうか!
さいごまで一気に見せてもらいました
感動がつたわってきました
ことしはどこにもいけずにいましたが
ここでみせてもらいよかったです
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ピンクのヤマシャクヤク (山沢周平)
2016-05-10 20:40:47
kyoukoさん、ありがとうございます。
噂に聞いていたシャクヤクでした。
時雨の頂上でお会いした鹿児島の人によると、
昨年は、ピンクは2株だけだったそうです。
私たちはとても恵まれたようです。
それとニリンソウも、ピンクが強いのがありました。
多分、土壌の影響かもしれませんね!
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