
-8月13日(火)-
いよいよ下山の日がやって来た。
常念小屋の泊まりが徹夜状態だったので、この日も混んでるようなら、
そのまま、三股登山口まで下りることも考えていた。
蝶ヶ岳ヒュッテに着いて確認すると、「前夜ほどでないですよ」とのこと。
ならば、当初予定通り無理をせずに北アルプスの小屋泊を楽しむことに。
同部屋の名古屋から来られたというご夫婦ともいろいろと話が出来た。
前夜の出来事をカバーしておつりが来るような一時であった。
さらに、蝶ヶ岳ヒュッテでは、19時からの1時間、コンサートも開かれた。
フォークソングを中心に,ヒュッテ中に心地よい調べが響き渡った。
いつの日にか、上高地からもう一度泊まりに来ようかな?何て思ったりもした。
4:34 気持ちよく目が覚めると、窓の外の空が朱に染まりだしていた。
それで、急いで外に出てみると、

目の前には、言葉では表せないほどの景色が広がっていた。

右の方に目をやると、富士山や北岳から間ノ岳の稜線も!

振り返ると、「槍・穂の稜線」もくっきりと浮き上がってくる!

でも、こっちの方がとって良い感じ!

そして、キター!

圧倒的な景色を前に、ただシャッターを押し続けた!

この一瞬が、また新しい一日の始まりを告げているんだよね!

今日も、「槍・穂の稜線」のモルゲンロートを見れる喜び。

いつの日にか、また「槍・穂高」に登ることがあるだろうか?

そう思うと、もう一度しっかりと槍を目に焼き付けておこう!

5:55 そして、蝶ヶ岳ヒュッテの朝食!

一つのテーブルに10人ほどが座るんだけれど、互いに協力して、
ご飯を盛る人、味噌汁をつぐ人、お茶を担当する人と共同作業。
こんなこと当たり前のことかも知れないが、やっぱ、山はいいなぁ!
でもね!私の向かいにいた青年は、何とご飯のおかわり、五杯!
同じテーブルの人みんなで、「元気のお裾分けをもらった!」。
6:35 なので、楽しい気分で下山開始!

ヒュッテを出る前に、三股に11時にタクシーを予約。

コースタイムの3時間半。予定通りに下山できるかそれが問題だ。
睡眠は十分なので足の運びは軽快だ!

お花畑もあって、「クルマユリ」

当初計画していた,前常念の稜線が見える。

こんなところに「マイヅルソウ」が!

7:04 最終ベンチを通過。

このルートは、とても整備がされている。、

この山道にも「カニコウモリ」がたくさん。

7:40 第2ベンチを通過。

木の階段が至るところに、歩きやすくはあるが、

おっと!この花は「ツマトリソウ」だよね!

そして、同じテーブルで五杯おかわりした青年が追い抜いていった!

これは?「ヒメシャジン」かな?

などと、お花も楽しみながらそこそこに下りていく。

「蝶沢」を通過。

こんな高度でも「ツルリン」が!

続いて、「ツクバネソウ」もみっけ!

8:30 高度2000㍍を通過。およそ半分ほど下りてきた。

これは、多分「キソチドリ」。

これは何だろう?クモキリでもなさそうだ。

といった感じでどんどん下りていく。

またまた、「キソチドリ」か?

9:04 「まめうち平」とうちゃこ!

この周辺でこんな花を見たのだけれど、

果たして、あなたはだあれ?(「アリドウシラン」でした)

さらの下りていると、強力さんとすれ違った。

ゆっくりとした、しかも安定感のある歩かれる姿に、とっても感動!
そして、またまた「ランちゃん」が!

「ジガバチソウ」だよね!
下山路もとって楽しい!

さらに、こんなものも!

時間はあまりないけれど、やっぱポーズ!

整備された登山路をぐんぐん下りていく!

「力水」で最後の水補給をしてから、

この吊り橋を渡ると、三股登山口はすぐそこだ!

それでも、「白花のソバナ」や、

スポットライトの「ヤマアジサイ」、

「モミジハグマ」?などを撮ってから、

ようやく、ほぼ時間通りに、

この橋を渡れば、

10:35 「三股登山口」にとうちゃこ!

歩いてきた道を振る帰ると、

さらに15分ほど歩いて、タクシーが迎えにくる駐車場に着いた。
ちょうどタクシーもやって来て、11時に穂高駐車場に向けて出発。
そして、運転手さんからの情報で「しゃくなげの湯」に。

風呂に入る前に、

取りあえず、ソフトクリームで乾杯!

その後、温泉で2泊3日の山行の疲れと汗を流して、
どうにか無事に「常念岳・蝶ヶ岳遠征」が終わった。
常念小屋でのことや他にもいろいろあったけれど、
取りあえずは「よし!」としよう。
スイス村でお土産をゲットして、

その後、15時に安曇野インターから高速に入り、
渋滞気味の中央道から、滋賀の「多賀SA」で夕食、

それなりの盆の渋滞だろう京都、大阪を通過して、
夜を徹して法定速度で走り、適度に休憩もしながら、
14日、5時過ぎに無事に太宰府インターを下りた。
少し長くなったけど、編集力がないということでお許しください。
Yさん、Kさん、Aさんお疲れ様でした。いい山旅でした!
色々あったようですが、
2日とも「キター!」で槍・穂のモルゲンロート、
その上、あちこちで綺麗な花をいっぱい!
何はともあれ、無事のお帰り!
十分に「よし!」だと思います。
お疲れさまでした。
小屋泊は富士山での一回しかない私ですので、
8畳に16人の状態を想像出来ませんが、
いびきをかく人がいたら最悪ですね。
我々は4年ほど前 燕岳~~常念~大天井~蝶から 上高地の方へ下山しました。
長い稜線歩きは天気も良くて右に槍を見ながら歩きました。常念小屋の大混雑 今でもおなじみたいですね。トウテも最悪でした、自分たちの部屋、12名押し込まれるはずでしたが突然のキャンセルあったみないで 我々5名だけでよかったです。ただ通路にザック置かれてまともに歩くことができなかった思い出。
蝶小屋の前には 自分たちも最高の思い出ありますね
多分もう行くことないでしょうが。やはりアルプスはいいもんですねお疲れでした。
前回コメントしていたので、しないつもりで拝見したのですが、
>果たして、あなたはだあれ?
が気になりましたので・・・。
私も見たことが無いので、何とも言えませんが
図鑑で見た「アリドウシラン」に似ている気がします。
ご参考になれば幸いです。
連日の「キター!」は、とても良かったですよ!
圧倒的な自然のなせる造形の前に、ただただ魅せられていました。
これまでにも、いくつもの経験がありますが、「山」はいいもんです!
昨日、へこさんのテリトリーでナッちゃんを見てきました。
少し早めでして、今週末が見頃のようでした。
そうですか、燕から大天井、常念、蝶を歩かれたんですね!
私たちには、それだけの余裕がありませんでした。
表銀座から常念・蝶、とても良いコースですね!
蝶小屋の前の最高の思い出、何でしょうか?
残念だったことに、今回、槍・穂の稜線の夕景が見れませんでした。
もしかすると、もう一度登ることになるかも知れません。
そのためには、もう少し鍛え続けないと行けませんが?
早速ネットで確認しました。「アリドウシラン」なんですね!
私の山野草辞典には、載ってませんでしたので感謝です。
今回の遠征では、同定できない花がたくさんありました。
手持ちの辞典やネットで調べてはみましたが、まだまだ未熟者です。
背振のシュスラン、昨日確認しましたが、花芽が立っていませんでした。
そろそろのはずですが、今年は咲かないかもですね?