友人から「あの花が咲いてるよ。」との知らせをもらった。
しかも、「急いだ方がいいよ。」とのこと。
なので、今朝、急いで探しに行った。
しかしながら、なかなか登山口がわからず、
「ヘルプ!」のメールを打ったりして、
どうにか、その場所に立つことができた。
登山者も気がつきにくいところに、その花はヒッソリと咲いていた。
そう!私も初めての花!「キエビネ」。
小鳥の鳴き声だけが、静寂な森の中に響いている。
「キエビネ」のことを知ったのは、去年の5月の末。
ある日、知人と山登りのは話をしていた時、
山野草の話になり、エビネにも「キエビネ」があるそうやね。
とか何とかと話していたら、その知人が「私見ましたよ!」と言った。
「え!それどこで?」と言う私に、「来年咲いたら知らせますね。」
と、約束をしていたのだった。
その時には、もうすでに「キエビンネ」の花は終わっていたので、
「是非、来年咲いたら教えてほしい!」と念を押していた。
そうすると、冒頭の「あの花が咲いてるよ!」との連絡になった次第。
南阿蘇の「オキナグサ」ではないが、エビネの仲間は
盗掘が一番多いと聞く。
実際にこの花を見ると、「さもありなん!」と思ってしまうほどの美しさ。
それほどこの花は魅惑的だ。(でも、盗掘は絶対ダメ!)
沢の中の、小さな滝のそばにそれはそれは「ひっそり」と咲いていた。
仕事に行く時間が迫っていたが、この出会いは極上の一時となった!
まるで、「人知れず微笑まん」。昔はこんなのが至るところで見れたのだろうね。
是非とも、そのきれいな花をこの沢でこれからも咲かせ続けてほしい。
もし時間がとれるなら、もう一度来てみたい!
そんなことを思いながらこの沢を後にした。
登山口に戻る途中に、こんなのをパチリとした。(?)
ついでながら、昨日の日曜日に、
冠山~寂地山に登ってきた。もちろん!お目当ては「カタクリ」。
現在、鋭意編集中なので、後日アップの予定。
そちらも、大感動の山行となった。
脊振山系は登るたびに水量の豊富さ、自然の豊かさに気が付かされるのですが、こんなきれいな花が咲いていることは知りませんでした。
やはり登山は心と身体を育んでくれる素晴らしい趣味だと再確認しました!
29日の休日も近くの山を気軽に登ってきます!
しかし、歳とともに季節毎の花たちに強く惹かれるようになって来ました。
特に、身近な背振山系は素晴らしいですね!すべての季節が感動をくれるような気がします。
これからも体力の続く限り、「山とともにありたい」そう思っています。
南阿蘇のオキナグサをはじめ、七山のキンランなど盗掘の話を聞くにつれ、本当に腹立たしい思いになります。山野草はその地で花を咲かせて、その美しさを輝かせるんですよね!
このキエビネもこの地でずっと咲き続けてほしいものです。