朝起きると、久しぶりに晴れ渡っていた。「良い天気だ!」。
そして、今日の仕事は夕刻近くから!
ならば、ならば、「行かずばなるまい!」。(どこへ?)
「も~ちろん!!天山!」。(なんのこっちゃ!)
雨にぬれた登山口から、逃げるように引き返してきたのは、20日の火曜日だった。
私の辞書に引き返すという言葉はないはずなのだったけれど、……?
こんなに天気が良くて時間があれば、当然、「天山がオイラを呼んでいる!」となってしまう。
ということで、三瀬で昼飯をゲットしてから、一路「天川登山口」へと向かった。
雲は多めだけど、とてもいい天気!
「天川登山口」周辺から、頂上への登山路の大がかりな草刈りが行われていた。
横を通りながら「お疲れさまです。」と、声をかけながらすれ違ったのだけど、
「これであのアケボノソウの群落もなくなってしまうかな?」と、頭をよぎる。
まぁ、それも仕方がないことではあるね!
「ヒメアザミ」がお出迎え!
急いで登ってきたので、20分足らずで頂上が見えてきた。
そして、今日の「天山頂上」。
「雨山」もはっきりと見える。
今日は時間があまりないので、早速、稜線の花散策へ!
「ウメバチソウ」は2輪だけになっていた。
「マツムシソウ」は数は少なくなっているけど、まだまだきれい!
そして、「キュウシュウコゴメグサ」はしっかり残っていた。
稜線を歩きはじめてすぐに、七曲峠の方から歩いてこられた人から声をかけられた。
この「天山」で何度かお会いしている「唐津のTさん」だった。
しばらく花談義をしてから、「それではまた」とお別れして先へと進んだ。
そして、この花のところまで来たのだが、いつも不思議に思うけど、なんでこの一株だけなんだろうか?
「ホソバノヤマハハコ」。
そして今日の目的の一つである「タンナトリカブト」。
何だかとても「妖艶」てな感じがするけど?
稜線であった登山者が言ってたけど、どうも「トリカブト」が少なくなっているそうだ。
タワーのような「アキノキリンソウ」。
そして、やっぱり「天山」の稜線にはこの花だよね!
この花はどうしても見たい花!そう!「愛しのツルリン」。
この花は何が何でも探し出すことにしている。
いつも見てるブログ情報で咲いてるのはわかっているが、いろいろと探してみた。
今年初めての「センブリ」
最初は小さな株だったが、
咲いてる、咲いてる! 心ウキウキてな感じ!
これが全開ならば、すごいよね!
なんて思っていると、さらに!
次から次へと、「こっちだよ!」と、呼びかけてくる。
「天山」でこんな大きな株見たことあったかな?
そして極めつけがこの「センブリ」!
今まで見た中で一番の大株かな?
「やっぱり、来て良かった!」。と満足の中での、今日の「豪華ランチ」。
やっぱし、「メロンパン」付き!
天気が良かったので、結構多くの人がこの稜線を歩いていた。
そろそろ時間が迫ってきたので、帰ろうとしたその時、
なんと!花束みたいな「リンドウ」が目に飛び込んできた。
是非受け取って欲しい!そう「あなた」へ!
なんて気恥ずかしいことはおいといて、稜線上のある木に「蝶」や「蜂」が群がっていた。
こちらは、何だったかな?「蛾」の仲間。
と、さらに時間がなくなってきたので、急いで下山しよう!
ちょっと待ってください。「忘れてはしませんか?」。
そうでした。今日の一番の花を!
少ない時間で探しだしました。
やはり、「天山」にはこの花が一番似合う!
他にも咲いているとは思うが、私の前に現れたのはこの一株だけだった。
あと1週間、否、2週間後には多くの「ムラサキセンブリ」が咲き誇るだろう。
その時に、また再度「天山」を訪れたいと思っている。
登山口へと下りている時に、登ってきた人から声をかけられた。
「山心、湯心というブログの人ですか?」と。
「ええ!そうです。」と答えて、少しだけではあったけど、「花の話ができた」。
「そのうち、またどこかのお山でお会いしましょう!」。
それから登山口まで戻って、この花と、
この花にだけは、ご挨拶をして帰路についた。
とてもよい山登りとなったけど、次回は友達と登ることにしているので、
そろそろ日程調整をしないといけないな!
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