登ったつもりの「飯豊連峰」－その４－（御西小屋から切合小屋へ！そして、最終章へ！）

今や｢山女｣といってもよいＫさんの大日岳への出発を見送って、

ＡさんとＴさんは、しばらくは御西小屋周辺の景色と花散策を楽しんだ。


近くには、｢イブキトラノオ｣の群生も見ることができた。



この写真から推察するに、ちょっとだけ「大日岳」に方に歩いてるようだ。



こちらは、そんなに急ぐ旅でもないので、花もパチリ！
「サンカヨウ」？


烏帽子岳への稜線もくっきりと浮かび上がっている。



そろそろ戻るとしよう！



この花は？



９：４０　御西小屋前から飯豊山方面へと戻りはじめる。



今さっき歩いた道ではあるが、



御西小屋が少し遠くなってきた。



烏帽子岳への稜線もいつの日か歩いてみたい！
なんて思ったかはわからないけれど？


飯豊本峰まだまだ先の方にしか見えない。



あの山は何だろうか？



この花も何だろうかな？



｢ミヤマリンドウ｣も再度確認しながら



稜線上には、大きな雪渓がまだ残っている。



早めに引き返してきたが、とても暑い中休憩も必要だよね！



｢ハクサンコザクラ｣や



この花も？「イワイチョウ」でいいかな？



１1：２０　本日２回目の「飯豊本峰」とうちゃこ！



１１：４０　本山小屋まで戻ってきた。



振り返ると、よく歩いてきたと実感する！



ここで｢ハクサンチドリ｣を撮ったのだけれど、
もうすでに終盤を迎えていた。


再度の｢ヒナウスユキソウ｣も



｢タカネツメクサ｣だよね。



御前坂まで下りてきた。



振り返ると、こんな感じ。



やはり疲れているので、慎重に下りていく。



御秘所は、このルート一番の難所で片側は切れ落ちている。



これは、｢ミヤマダイモンジソウ｣かな？



１３：１７　草履塚を過ぎると切合小屋はもうすぐだ。



この近くで、珍しそうなランと遭遇。
あなたのお名前は？「コイチヨウラン」かな？


これは｢マイヅルソウ｣だよね。



この花は調べないとわからない。



などと、行きには気がつかなかった花も多くあった。
この花も調査中。


「チングルマ」。



｢チングルマ｣のおひげさん。



この花も？



「ベニバナイチゴ」だった！



「アオツガザクラ｣。



｢シラネアオイ｣。



「？」



こんな花を最後に、




この雪渓を過ぎると、



１４：００　切合小屋にとうちゃこ！
Ａさん、Ｔさんの行動時間も１０時間だね！



この後、１６：００にＫさんも無事に戻ってきて、

二日続きの温かいご飯のカレーの夕食を食してから、

明日以降のことについて話し合った。


どうしてかというと、台風１５号が接近していて、

当初計画の２９日には台風の直撃で、飛行機が飛びそうにないので、

２８日中に下りて、新潟まで行き、その日のうちならば飛行機が飛ぶとのこと。


それで、この日は早めに休んで、早朝から下山することにした。


２８日は、３時半に起床し、４時に切合小屋を出発。


台風の接近で天候も悪く、雨には遭わずにすんだけれど、風がとても強い。


なので、あまり写真はないのだけれど、



登りの時の絶景ポイントも
霧の中に消えそう！


疣岩山では、長めの休息を取って、
皆さん、だいぶお疲れモード！


９：１５　そして、どうにか弥平四郎登山口まで帰ってきた。



ここで、厚木のＴさんとお別れして、
３日間お世話になりました。


ＡさんとＫさんは、こんな所で、



久しぶりのおご馳走を食べてから、



急いで新潟空港まで行き、この飛行機にどうにか乗ることができて、



当初予定よりも一日早く、無事に福岡に帰ってきた。

最後は慌ただしい行動となったが、その分を差し引いても、

｢飯豊連峰｣は、とても素晴らしい一時を与えてくれた。

「花良し、山良し、景色良し｣の山だった。

何よりも、Ｋさんの山女ぶりには、「よく頑張った！」の言葉を贈りたい。

昨年の「赤石・荒川三山」の１２時間行動といい、今回といい、

もうしっかり、「山女Ｋさん」の呼び名に値すると思います。


来年も、いろいろと困難はあるとは思いますが、

みんなで夏山遠征に行きたいものです。　　　　（完）