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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

霧雨の中、平治岳を登る!(ミヤマキリシマは微笑んでいた!)

2016年06月06日 | 山登り

いつも5月中頃を過ぎると、なんだ落ちつかなくなってくる。

それは、私の「花中」の原点と言ってもいい「ミヤマキリシマ」が気になってくるから!


前にも書いたことがあるが、私と「ミヤマキリシマ」との出会いは、
それはそれは遠い昔の「阿蘇の高岳」だったと思う。

「鷲ヶ峰」で岩登りをした後、高岳から下りてくるのだが、
その時の下山路の尾根一面に「ミヤマキリシマ」が咲き誇っていた。

それから25年経った1996年、友人と二人で平治岳に登った。
その時の「ミヤマキリシマ」がそれはそれは素晴らしい咲きぶりで、
完全に私の心を虜にしてしまった。(多分あの年がこれまでで一番では)

以来この20数年、毎年平治岳を中心に「ミヤマキリシマ」に会いに行っている。

昨年は、それこそ「ミヤマキリシマ」が泣いていた!
それほど最悪な状態だったのだが、果たして今年はどうか?


少し前置きが長くなったが、とにかく「ミヤマキリシマ」は特別なのだ。

今回は、いつものYさんとKさん、それにAさんの4人。

少し早めの5時に家を出て、順番に拾って6時には高速に入った。

7時半には吉部の駐車場に着いて、7;52に登りはじめた。



雨模様で少し天気が心配だが、雨に濡れた木々が美しい!






そしてここにも「森の門番」が!


今日はできたら平治の北尾根を上がりたいと思っていたが、
北尾根へは立ち入り禁止との表示があったので、大きく南側を迂回して大戸越に向かった。



10:18 坊がつるからの分岐。



今年初めての「ミヤマキリシマ」。


事前情報では、今年は昨年と違って良さそうだとのこと、期待しよう!


10:45 「大戸越」(うとんごし)に到着。


ここで思いもがけず、いつも見ているブログの人を見かけたのでご挨拶をさせていただいた。

男池から登ってこられたとのこと。「上はきれいですよ!」との一言をいただく。


大戸越からの急登を平治岳へと登っていく。



ガスの合間にうっすらとピンク色が広がってくる!



そして目の前に!



「うぅーん!」いいね!



昨年「平治岳が泣いている!」と書いたが、一年でこんなに回復してくれた。



Yさんもご満悦!


気がつかれた人もいると思うが、Yさんの帽子がいつものと違う!
前の職場の若い子達のプレゼントだって!(決してうらやましがってはいない?)

昨年は虫害だと言われていたが、こんなに変わるものなのか?



ドウダンツツジも雨に濡れている。



「平治岳」本峰が見えてきた。この絶景に心が躍る!



何度も言うが、昨年の落胆があったので、何だかとてもうれしい!



11:38 「平治岳」1643mに到着。



ここで今日の豪華ランチ。
Yさんがいつも持参しているリンゴはすでに完食済。

私の東京土産の栄太楼の金鍔。



今の瞬間、ここにいることができる満足感に浸る!



ガスっていて全体のあの景観は見られないけど、それはそれでいい感じ!



今日は久住の山開きだそうで、「大船」に多くの人が登っているのだろう。



いつもの喧噪が見れない「平治」は穏やかだった。



「マイヅルソウ」や



「コケモモ」なども咲いていた。


12:22 「平治岳」を後にし、もと来た道を戻りはじめる。

南峰の定番ところでもガスがかかっていて、少し淋しい!



でもそれでもいい!



「ミヤマキリシマよ永遠なれ!」



大戸越への下山路の途中のシロバナ。



「ベニドウダン」も濡れている。



13:20 大戸越まで戻ってきた。そして、いつものことだが或所を確認しに行った。



そう!麗しの森の貴婦人「オオヤマレンゲ」。



10年間で2回目!(ミヤマキリシマと同時開花が)


思いもかけないご褒美!蕾はいっぱいついていたのでこれからが楽しみだね!


13:39 ひたすら来た道を帰っていく!



大船林道に出てから、40年に一度咲くという笹の花を見かけた。



久住の自然を体中で楽しむかのように



ゆっくり、



ゆっくりと戻っていく。



コガクウツギや



モミジウリノキ(開花準備中)や



ツルアジサイなどを撮りながら



16:05 大満足の平治岳を後にした。



帰りに、いつもの馬子草温泉「きずな」で汗を流して福岡への帰路についた。


皆さん、本当に行って良かったね!そしてお疲れさま。


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