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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

2年ぶりに、平治岳の「ミヤマキリシマ」を愉しむ!(下山後の「ウメガサソウ」も!)

2019年06月10日 | 山登り

-6月9日(日)-

♪「ミヤマキリシマ」咲き誇り、山くれないに 大船の
  峰を仰ぎて 山男 花の情けを 知るものぞ」♪ 


「ミヤマキリシマ」は、私にとって特別な存在である。

高校山岳部からスタートしておよそ50年あまりになる私の山人生。
それほど大したものではないが、その山人生の中で外せないものが、
阿蘇の「鷲ヶ峰」、久住の「ミヤマキリシマ」と五葉の「アケボノツツジ」だ。

そのうち「鷲ヶ峰」のことは触れる機会があるかも知れないが、
「ミヤマキリシマ」はというと、まさに青春そのものだった。

男子高の山岳部。華やかさには一切関係ない世界。
まだ見も知らぬ甘美な世界への憧れ、否、妄想かな?

坊がつるでテントを張り、みんなで歌った「坊がつる讃歌」。
どこそかわびしさを漂わせながら、「花の情けを知る」歌ったものだ!

そんな、青春まっただ中のことを思い出させてくれる「花」。
それが、「ミヤマキリシマ」だった。

山登りを再開して27年になるが、この季節、毎年久住を訪れていた。
しかし、昨年はやむを得ない事情で「ミヤマ」さん詣でが出来なかった。


今年はどうしても行きたかったので、調整していると、
AさんとKさんの3人で行けるようになった。


5:15 自宅を出て、順に拾って野多目から都市高に。


7:50 男池に到着。けっこう車が多い。



8:04 準備をしてスタート。



この木にもご挨拶。



この花は?



8:35 かくし水を通過。



今年も一昨年登った東尾根コースを選択。



ここは一気に平治頂上へと登っていく急登コース。



一昨年は、みんなからおいていかれたが、
今年は、余裕を持って登っていく!


昨日までの雨で、足下がぬかるむ。



登っている姿からは、楽そうには見えないけどね!



何とか晴れるのでは、と思ってはいたが、
ガスっている!


上の方まで登ってくると、「マイヅルソウ」が。



おっと、これは「スッポンダケ」?
中華の食材で高価と聞くが?


順調に登って、11時前には平治岳頂上にとうちゃこ!



少し曇ってはいるが、そこそこには展望がきいている。



少し早いが、この景色を見ながら



今日の豪華ランチ!



満開を少し過ぎているようだが、



今年は、平治で「ミヤマキリシマ」を見れてうれしい!



ランチの後は、南峰に向かう。



と、この時上空にドローンが登場。
「ビーン!」との音を響かせて。

果たして、こんなところで飛ばして良いのかな?


東尾根は、渋滞はなかったが、本峰から南峰への登山路は大渋滞。



まぁ、その原因の一つが私自身だから致し方ない!



美しいのを切り撮ってみる!



「ドウダンツツジ」も良いね!



そして、南峰ではなんとかの高上がり!
Aさん、お付き合いのほどありがとうございます。


定番の地点で!



結局、三俣はその全景を見せてくれなかった。



また、来年も登ってくるからね!



12:10 大戸越(うとんごし)へ下山開始。



名残りが惜しいので、



カメラを向けてしまう。



途中の「シロバナ」も外せない!



12:33 大戸越にとうちゃこ!



ここでは、チョット寄り道をして「森の貴婦人」のところへ!



まだ蕾かぁ!とがっくりしていたら、



一輪だけ、とってもきれいに咲いていた!



13:05 下山開始。



大坂からの団体さんの後ろについたので、
「ソババッケ」には遅れ気味。


30名くらいの団体でなかなか抜けずに困ってしまう。



と、ここでAさんが「コケイラン」をみっけ!
終わり気味だがとてもうれしい!


14:42 男池のわき水のところまで戻ってきた。
わき水で喉を潤す。


「名水の滝」に立ち寄った後、



少しだけ花散策。
「コガクウツギ」の近くには、


「イナモリソウ」が咲いていた。



ひっそりとした森の中で、



美しく咲いている「イナモリソウ」!



そして、場所を移動したところには、
「カンアオイ」かな?


こっちはお仲間ではあるが?



ここには、大分の「シライトソウ」が!



「イチヤクソウ」も咲いている!



そして、なんと言ってもここのお楽しみは、



「ウメガサソウ」は、この季節の贈り物と言ってもいいほどの、



小さくて、清らかで、可憐なお花を咲かせていて、とってもうれしい!



今年の「ミヤマキリシマ」は、もしかしたら裏年だったのかも知れない。

そうなると、来年はいつものような素晴らしい咲きぶりになるのだろう。。

そしたら、またこの季節にいそいそと久住に出かけていく私がいることだろう。




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