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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

強風の普賢岳の新ルートに遊ぶ (ダイモンジソウに出会えて)

2014年10月12日 | 山登り

 猛烈な台風がきそうだ。だんだん風が強くなってきている。


 まぁ、それはそれとして、この3連休は本来ならば、
 秋の清々しい山歩きができるはずだった。

 しかし、スーパー台風が来る気配を見せていたし、いつもの山仲間も忙しそうだ。

 なので少し様子見をしていたが、みんなに「山に行きませんか?」とメールを打つと
 Yさんから「是非雲仙に行きましょう」との返事があった。

 
 待ってました!「普賢岳がおいらを呼んでいる!」になった。

 実は、3週間前に一度計画をしたのだが、その時は諸事情で流れていた。
 ツクシミカエリソウや新たに作られたルートを是非歩いてみたいと思っていた。

 ということで、台風の影響が一番少ないであろう11日の土曜日に
 日帰りで二人で行くことになった。

 
 当然、普賢岳は活火山。少しだけネットで調べると、レベル1。

 でも、木曽御嶽もレベル1だったよね!

 今回の噴火による事故は、本当に心が痛んだ。
 私も3年前に、王滝ルートから登ったので、他人ごとではなかった。

 ただただ、心からご冥福を祈りたい。(合掌)



 雲仙は、福岡からはけっこう遠い。
 で、自宅を5:30に出て、博多区を6:00に出発。

 大村サービスエリアで休憩し、8:40に仁田峠に到着。


 ところが、台風はまだ遠い南の方だというのに、駐車場付近は強風が吹き荒れていた。
 なので当然、ロープウェイは運休。

 まぁ、これも定めなのでということで、
 9:08 出発。


 少し花の時期をずれたかもね、紅葉には少し早いし、などと思っていたので、
そんなに花は期待していなかった。
 しかし、いろんな花が迎えてくれました。
ここのアザミは、少し違っているような感じ!

 また、途中から雲仙の温泉街を見下ろした景色もいいね!
西洋的な避暑地のようだ。

 すざましい!といってもいいような強風の中を国見岳に到着。


 ここからの景色もいいね。




 「Yさん、何を見てる?」多分平成新山かな?


 風が強いので早々に国見岳を後にして、鬼人谷口に下りていく。


 鬼人谷口から新ルートへの分岐の写真は撮り忘れたが、
 ここで、長崎から来たという一人の女性と話ができた。
 新ルートのことを親切に教えていただいた。

 新ルートに入ってすぐに、ツクシミカエリソウの群生地。


 その後、西の風穴、北の風穴を経由して、鳩穴分かれへ。この道は最高にいい!


 こんなのも咲いている。名の特定はこれからということで。


 鳩穴分かれからは少し急登が始まる。

 
 長崎の女性から教えてもらったが、この登りはヤマアジサイが咲き乱れるそうだ。
 一輪だけきれいな花が残っていた。
 

 急登を登りあがったところ。


 溶岩ドームはすぐそば!ルートはこんなところを歩く。


 フクオウソウが咲いている。




 登山路は整備されていてとても歩きやすい。


 ここは紅葉の時期は最高だろうね!






 鳩穴分かれから霧氷分かれまでは一方通行。
 平成新山を真横に見ながら、活火山に圧倒されながらも、景色を十分に堪能し、
 大満足だったので、霧氷沢はもういいかな、とかなんとか思っていると、
 そこに長崎の女性が霧氷沢から戻ってきて、こちらの腹積もりを見透かしたように、
 霧氷沢はとてもいいですよ。「ダイモンジソウも咲いてますよ!」
 「ヒカゲツツジの大群落地が素晴らしいですよ!」などと話していただいたものだから、
 「ダイモンジソウ!」初めてじゃん!すぐに「行きます、行きます。」と反応。(なんじゃ!)

 素晴らしい霧氷沢でした。少し終わりがけではあったが、ダイモンジソウは初めて。


 素晴らしい!


 長崎の女性には、このブログ名を教えたので、もし見ていただいたらこの場でお礼を申します。
 ありがとうございました。またどこかの山でお会いしましょう。

 ヒカゲツツジの花芽。


 そして、最初はツクシトウヒレンかなとも思ったが、


これも初めて出会ったツクシコウモリソウ

 ついでに、マダラカミキリ


 これも特定はできないが、登山路のそばで美しい!


 そうこうしているうちに、普賢岳についた。


 私もついでに



 ここで、ランチ。風は相変わらず強いが景色は最高!Yさん持参のリンゴが特に美味しかった。


 国見岳も紅葉のときはきれいだろうな。


 平成新山もここからは間近!


 溶岩ドームも手が届くかのようだ!


 Yさん共々大満足の中、頂上を後にし、紅葉茶屋に向け下山開始。
 その中で、何かな?


 紅葉茶屋に到着。


 ここからあざみ谷を通って駐車場を目指す。


 なかなかいいね!


 この登山路には、ジンジソウが咲き乱れていた。




 こんなのも目に付く。




 14:30に無事下山。

 雲仙温泉街に戻って、小地獄温泉で汗を流した。




 かの吉田松陰も入ったんだそうだ。知らなかった。
 ここは、私の温泉ベストテンにランクされる名湯!(ほんまかいな?)

 そして締めは、小浜チャンポン。
こちらもとても美味しい!

 ということで、大満足のうちに帰福の途についた。


 そうそう、今日の一番の曲を忘れてました。

 帰りの愛野から諫早へ向かって走ってる時の一曲。

 『今日も夢見る』です。これも学生の時に聞いていた曲。

 ♪♪♪ あの日の海は 二人のために輝き
     あの日の山は 二人のためにそびえてた
     あの日のすべてを 今日も夢見る

     誰も知らない 誰も知らない
     寂しがり屋の 若者の心    ♪♪♪

     あの日の空は 瞳の色の輝き
     あの日の風は 天使の歌うメロディ
     あの日のすべてを 今日も夢見る

     誰も聞かない 誰も聞かない
     思い出かたる 若者の心    ♪♪♪


 大きな声で歌いたかったのだが、助手席では、Yさんが爆睡している。
 何の夢を見ていることやら。

 なので、心の中で呟くように口ずさんだ。


2 コメント

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出会いに感謝 (長崎山オバチャン)
2014-10-13 09:10:36
おはようございます。
先日、雲仙の登山道でお喋りした長崎人です!
楽しいひとときでした(*^_^*)
ツクシコウモリソウ可憐でしたね。

小地獄温泉に小浜ちゃんぽんと雲仙の休日を満喫されたのですね!

ブログのご紹介ありがとうございます!
とっても素敵ですね☆写真も素晴らしい。
早速お気に入りに仲間入りですよ(^_-)-☆

また、どこかの山でお会いしたら遠慮なく声をかけてくださいね。
お元気で\(^o^)/
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ありがとうございます。 (山沢周平)
2014-10-14 22:52:01
長崎山オバチャンさん、普賢岳ではお世話になりました。
霧氷沢は素敵なところですね。春の季節も良さそうだし、あと少しの紅葉も絶景でしょうね。
これからもいろんな季節に訪れたいと思います。
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