ぎょしゃ座 M38散開星団(NGC1912)
画像①UV IR-Cutフィルター使用、iPadでスクショ
②ASIAIR Preview画面のスクショ
画像③ASIAIRアノテーション該当部分トリミング
画像④スカイアトラスによる写野
画像⑤iステラHD
観望リスト作成済のカシオペヤ座は、電線地帯を越え窓枠上へ移動中。適当な観望対象はないかとスカイアトラスで捜すが、これがなかなか難しい。見つかっても雲や電線に邪魔されアウト。iステラHDをたち上げ、iPadmini6を動かしながら観望できそうな天体を捜す。そしてやっと見つけたM38。隣の屋根の上にあがってきたばかり、M38を電視観望。横で下弦の月(画像②)が威張っているが何事も経験。
*よしべやでは、『西に沈むとき、弦が上にあれば上弦、下にあれば下弦の月』を採用(資料13)。
M36、M37、M38は、ぎょしゃ座の散開星団。資料1によれば、3つの中で一番広がっているような印象を受けるらしい。この広がりFMA135に合ってる。電視観望中もiPadmini6で見ても美しい。よい天体に巡り会えた。ただWikipediaによればギリシャ文字のπの形に並んでいると書いてあったが、私にはわからなかった。
M31他
画像⑥M31、スクショ、『写真』アプリで画像処理
(gain450、10s×57frames)
9月6日は天気予報が、夜遅くから晴れ所々曇りマークに変わる。喜んで機材を準備して、手はじめにM31観望スタート。今回はダークファイルも作成。アプリ上のM31(画像⑥)を見て、期待大でFitsファイルの画像処理に取り組むが、M31部分真っ黄色で撃沈。いつものようにスクショ画像を資料5P79参考にiPadの写真アプリで調整。こちらは大分なれてきた。
何かもっと工夫できないかと考え、JUNZOさんの本(資料5)で紹介されている。Affinity Photo2を試して見る(画像⑦)。こちらの方が良い。画像⑧は、同じくAffinity Photo 2で処理したM33。撮影途中で雲に隠され見えるか見えないか微妙な画像だったが、見える状態まで処理できた。
画像⑦M31のAffinity Photo2による画像処理
画像⑧さんかく座銀河M33 のAffinity Photo2による画像処理
(gain450、10s×24frames)
(覚書)
Affinity Photo2は、直観的に指でトーンカーブを調整して、天体を浮かび上らせることができる。
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社
4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン
5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社
銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite
6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン
電視観望の記録等関連Blog
01)電視観望の機材07(機材一覧表)
02)電視観望の記録101(アンドロメダ座 アンドロメダ銀河中心部)
2023年9月6日午前0時頃、晴れ(所々雲)
メダカ部屋観測所
ぎょしゃ座 M38散開星団(NGC1912)
FMA135+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus32G+UV IR-Cutフィルター+iPadmini6
Raw8、Area3840x2160、Gain=450、Exposure=10s×27frames、31.6°C、ライブスタック
iPadmini6上でスクショ。「写真」アプリで、各調整など(画像①,③)