Seestar S50とは
CMOSカメラの有力メーカーZWO社が、4月1日に発表(ちなみに、中国では4月1日は本当のことをいう日とのネット情報あり)、8月下旬に発売したオール・イン・ワン スマート天体望遠鏡(望遠鏡カメラ付き一体型全自動導入経緯台)のこと。スマートフォンやタブレットで操作する。
口径5cm焦点距離250mmのセミアポクロマート天体望遠鏡(要するに星が綺麗に丸く写る)とSonyIMX462(1/2.8inch)CMOSカメラが搭載されているため、画角が約0.73°× 1.28°(*1)であるなどの制限はあるが、大陽と黒点(*2)、月、風景、星雲、星団、銀河が観望できる。ピントもオートフォーカス。しかも自動導入・自動追尾でライブスタックしてくれる。惑星は焦点距離が250mmと短いため、大きくは見えないと思われる。
*1 公開情報から計算 、横に満月1.5個、縦に満月2.5個分の画角。44分×78分。
*2 要専用フィルター、予約品には標準添付、白色像を画像処理でオレンジ色に見せる。
*3 他に、経緯台の制限から、Deepskyの観望は露出10秒に固定。とZWOは説明。
まあ、簡単にいうと普通の人が見たい天体は、これとスマートフォンで見れるということ。
星見娘とは
4月から5月に、ZWO社 Seestar S50の愛称としてネットで使われていた言葉。他に発音がsisterに似てることから『星見っ娘(こ)、星姉、星妹』などの愛称も使われていた。英語圏では、『Sistar』と呼ばれていた。See star→星見、Sistar→娘(?)かな。よしべやでは星見娘の愛称を採用した。
予約6諭吉さん、現在は8諭吉さん弱。普通は高いと思えるが、同じ性能の天体望遠鏡を個人で実現しようとすると、20万円ほどの出費をかけないといけないので、格安スマート天体望遠鏡として天文界隈・ネットで盛り上がっている。
4月に、口径5cmの天体望遠鏡(2万~4万)の購入を検討していて、雨が続く中、天文ポチリヌス菌に感染してしまい、ついポチしてしまいました。(^^;
天文ポチリヌス菌恐るべし。『怖いのはあんたの金銭感覚!』と館長。
なお、11月には、先行して世界で発売されていた同価格帯のDwarfⅡが、日本でも発売される。
ネット上では、DwarfⅡが、世界的なクラウドファンディングで、2億円以上を集め、成功したためZWO社が、参入を決定したとの考察もある。真偽は不明。
ここ数年、天体観測でのスマート天体望遠鏡競争が激化するとの話も沢山あり。 普通の人が無理せず天体観測できる時代になりつつある。良い時代に過ごせる。
以下テストショット
オートフォーカスでピントを合わせた後
1stショット
雲
雲と青空と山の木
約5km先の電波搭
参考資料
0)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー【天体観測のゲームチェンジャー】 | 天リフOriginal
1) ZWO Seestar S50
2) 星見屋 オールインワン望遠鏡 Seestar-S50
3) ZWO Seestar S50(カメラ・レンズ付きオールインワン経緯台)ーKYOEI TOKYO