よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の覚書019(赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR)

2024-02-19 00:59:00 | 覚書・機材


ガイド鏡の搭載でシステムが完成したので現状を覚書として残す
(初心者のメモ書きです。今後も加除修正あります。)

システム(FMA135バージョン)
・主鏡・・・FMA135+ASI585MC+(UV IRcutフィルター)
・ガイド鏡・・・SV165+ASI120MM-mini+UV IRcutフィルター
・ASIAIR Plus 32G
・赤道儀化AZ-GTi(銀河星雲マニアに、詳細な記述あり)
・12V出力可能ポータブル電源
・三脚用ストーンバッグ+1.5Lペットボトル3本
・必要ケーブル類
・USBメモリー64GB、予備として128Gメモリーカード
・三叉台座、アリガタ、アリミゾなど
・FMA135用ヒーター

アプリ
・ASIAIRアプリ(現在は主にiPad mini6で運用中)
・PS Alighn Pro(iOS版)

感想
A.良かった点
①プレートソルブしながら、目的天体を確実に導入してくれる。
②ガイド鏡の搭載で、天体を正確に追尾してくれる。
M42でほぼ2秒以内、クラゲ星雲でほぼ4秒以内。
③ガイド鏡の搭載(?)で、ディザーの設定ができて、クールピクセル軽減。縮緬ノイズ等が軽減された。ガイド無しで撮った縮緬ノイズだらけのアンドロメダ銀河、もしかしてリベンジできるかも。
④3分露出まで成功。
⑤オリオン大星雲、燃える木、馬頭星雲、バラ星雲、魔女の横顔星雲は自分のレベルを考えれば満足できた。
まとめ・・・準備と撤収で30分程かかるが、上手く運用できると、Seestarより楽しい。(^_^)

B.課題
①クラゲ星雲とカモメ星雲は思ったほどではなかった。UV IRcutフィルターでは苦しいか?それとも画像処理が問題か?

C.不安な点
①FMA135のフィルターの変更を検討している。変えても今と同じプレートソルブが、可能か?

D.ヒヤッとしたこと。
①ウェイトを取り付ける位置を間違え、途中で停止。バックラッシュ?シャフトが緩んでいた。あわや落下の危険性があった。バランスが分かりにくいところがあった。
②FMA135用のヒーターを点検せずに運用したらポータブル電源がemptyになりそうだった。(充電容量4/5で開始)

E.その他
①運用しているとちょっとした疑問が湧くが、一息ついて、『アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル』を見直すと、殆んど載ってました。(^^;
1度読んだが頭に残っていなかった。課題意識を持った今の再読でしっかり頭に入れる!


運用
ASIAIRの基本的な設定を済しておく。(マニュアル又はアンドロメダ本参照)

A.日没後準備(5分~10分)
①三脚設置(おもり用ペットボトルセット、ウェイト用おもりセット)
②天体望遠鏡を赤道儀ヘ搭載、ネジの緩み確認、赤道儀バランス確認
③PS Alighn Proで極軸合わせ
(④簡単なピント合わせ:必要な時)
⑤カバーをかける。(野鳥の糞よけ)

観望開始時(カバーはずす)(20分~30分)
①AZ-GTiの電源スイッチON側確認
②電源ON、FMA135用ヒーターの設定確認。
③ASIAIRアプリ立ち上げ
④ASIAIR本体とタブレット(orスマホ)の接続
⑤冬はM42導入、夏は干潟星雲、(⑥を実施)異常が無ければ、東の低空の天体を導入。(2月現在プロキオンの少し下を適当に導入)
(⑥Previewモードから主鏡のピント追い込み、ガイドを呼び出し、ガイド鏡のピント追い込み、必要な時)
*極軸少しぐらい合ってなくても、プレートソルブで導入は可能。AZ-GtiはASIAIRから完全に制御されるので、アライメントも必要なかった。
⑦PA(極軸アライメント)へ
 i)はじめのズレが大きい時は、自己責任で、「命は大事、システム○十万円」と唱えながら、三脚の転倒、望遠鏡の落下に充分気をつけながら、三脚の足を移動させ調整。
ii)あとは、基本のとおりに(アンドロメダ本に詳細な記述あり)
ちなみに、6回の観望で、5分円に入り、ニコちゃんマークで、花火が飛んだこと2回しか無いが、ガイド鏡のお陰で、なんとか観望できている。(個人の感想です。まねしないように!)
⑧Previewモードにもどり、目的天体導入
⑨ガイドに入り、各設定。(マニュアル参照)・・・ディザーの設定を忘れないこと!
⑩ガイドが安定したら、Liveモードで観望開始。スタックしたFitsファイルの保存を忘れないこと。

観望終了後撤収
①ASIAIR終了、電源OFF
②コード類を抜く
③望遠鏡撤去
④シャフトのウエイトをはずす
⑤電源撤去
⑥ペットボトル撤去
⑦赤道儀撤去

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3)

以上2023年2月18日初出