よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望42(エリダヌス座 NGC1535惑星状星雲)

2023-11-16 05:00:00 | SeestarEtc
エリダヌス座 NGC1535惑星状星雲(Cleopatra's Eye、クレオパトラの瞳)
画像①Astapによる画像処理、Jpeg保存、該当部分トリミング

NGC1535はエリダヌス座の惑星状星雲。天文ファンからクレオパトラの瞳と呼ばれている。Seestarとよしべや観測員には高嶺の花であったようだ遠くからその小さな姿を眺めるのみ。Wikipediaに掲載されているような美しい姿は見せてもらえず。(^ ^;
ところでエリダヌスとは、『川』の名前だと初めて知った。しかも九州南部や沖縄に行かないと見れない一等星のアケルナルまで所属している。驚きます。エリダヌス座あまり意識してない星座でしたが、これからは注視していこう。
Seestarでも画像③のように、星々の中で青い姿の美しさは見ることができるが、早々に中心が飽和して白くなっている(画像④)。おまけにアノテーションは効かないので、本体に保存されたFitsファイルを使ってAstapでアノテーションをかけた(画像②)。

エリダヌス座には、他にも有名ながら相当の技能がないと写せない反射星雲IC2118(魔女の横顔星雲)もある。初心者には超難関の星座と思った次第。

画像②Astapによるα,δgrid表示、アノテーション(文字が小さくて読めないが、NGC1535/PK_206-40.1/PNG206.4-40.5と表示されている)

画像③15分間のライブスタック、Seestarによる保存画像

画像④ライブスタック画面、ピンチアウトで拡大

画像⑤導入画面
画像⑥スカイサファリによる観望位置


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)エリダヌス座 - Wikipedia

9)NGC 1535 - 英語版Wikipedia

10)ハッブルがとらえた天空の瞳「NGC 1535」

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

撮影情報
2023年11月13日午前1時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
エリダヌス座 NGC1535惑星状星雲(クレオパトラの瞳)
Seestar S50+iPhone7、10秒露出15分のライブスタック撮影
Astapで、プレートソルブ、自動階調処理Low+、自動色修正、α,δgrid表示、アノテーション、Jpeg保存
「AIで写真高画質化」でほんのり高画質
「写真」アプリで、トリミング等