日が空いてしまいましたが、前回の記事「日帰り能登(壱) 能登ミルク」※未読の方は先に読むべし! の続きになります。
能登ミルクさんにて美味しいジェラートを堪能した僕が、次に向かったのは石川県七尾美術館。
口で楽しんだ後は、目で楽しもうという贅沢な日帰り旅でございます。
同美術館は、桃山時代を代表する地元の画家・長谷川等伯(1539~1610)の作品収蔵で知られています。
訪れた日に開催されていた企画展は「池田コレクションの美と出会う」(※現在は終了しています)。
会期 6月30日~7月29日(観覧料一般350円)
池田コレクションとは、七尾市出身の実業家・池田文夫氏が蒐集した美術工芸品群のこと。
コレクション全289点のうち、工芸品や彫刻、絵画など55点が展示されていました
僕は会期末ギリギリに鑑賞したのですが、丸山応挙・英一蝶・上村松園・平櫛田中らの作品が並ぶ、見応えのある企画展でした。
残念ながら等伯作品の展示は無し、そしてこの記事を投稿した時点で企画展は終了してしまっています・・・。
見逃した方のために、一部ですが、撮影許可の出ている作品をこちらでご紹介したいと思います。
上村松園「藤娘図」(絹本) 明治~昭和期(20世紀)
歌舞伎や日本舞踊の演目としても知られる藤娘。
素朴で愛らしく、松園ならではの上品さが漂う美人画です。
英一蝶「鳩に巻藁図」 江戸時代(17~18世紀)
軽妙洒脱な画風で知られる英一蝶(はなぶさいっちょう)の作品。
写真では分かり難いですが、鳩の表情に愛嬌があり、何とも言えない味があります。
大橋翠石「猛虎図」 大正~昭和期
「虎の翠石」として名高い大橋翠石の虎図。
緻密で躍動感のある虎の咆哮(ほうこう)が聞こえてくるようです。
「志野菊文香合」 桃山時代(16~17世紀)
太い線で表現された菊の文様がなんとも愛らしい香合※写真小さくてごめんなさいです。
志野焼らしい侘びの感じも出ていて、一目見て気に入りました。
近くを偶然通りがかったので、さほど期待せずに入館した美術館ですが←失礼だろ、ここはお勧めですよ。
唯一の欠点は、男性用トイレが和式しかなかったこと・・・。
外国のお客さんも多いと思うので、これは改善した方がよいのではないかと思いました。
そんな提案をしたところで、今日の記事はおしまいです。
この後、近くの道の駅・能登食祭市場へ行って来たので、それをもって日帰り能登の旅は完結となります。
どうぞ、お楽しみに。
和式トイレに苦しめられた管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。
最新の画像[もっと見る]
- スタンドで飾れる!小さな天神様掛軸 1週間前
- スタンドで飾れる!小さな天神様掛軸 1週間前
- 手のひらサイズの天神様「錦天神」 2週間前
- 手のひらサイズの天神様「錦天神」 2週間前
- 手のひらサイズの天神様「錦天神」 2週間前
- 手のひらサイズの天神様「錦天神」 2週間前
- 手のひらサイズの天神様「錦天神」 2週間前
- 2024年新作天神様を展示しました 2ヶ月前
- 五月人形を展示いたしました 9ヶ月前
- 謹んで地震災害のお見舞いを申し上げます 11ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます