住宅ローンを抱えた妻と子供2人の家族をもつ営業マン。そんな彼が大震災に遭遇し。。。てな感じの、わりとショートなストーリー。現実的に心構えを喚起するという意味ではいい本でした。ただ、ストーリー上でエレベーター内で遭遇したはずの明らかな大地震の描写であったのに、主人公はこの後の営業接待が気になって、家より先に電話をかけようとするあたりは、いまいち現実っぽくないかなと、、、
同じような場面が最後の方にもあり、やっとめぐり合った家族。なのに家族が止めるのも聞かずに危険地域の家を見に行くといった行動も実際はありえないと思われた。
エンディングは月刊の学研ムーにでも不思議体験談で掲載されているような内容。これぐらいなら私も書けそうな気がしないでもないと思ったり^^; しかしこの本、そんなストーリー以外にも地震についての知識、行政の対応方針についての資料なども掲載されており、それはためになったかなと。
とくに帰宅困難者(600万人とか・・・)の心構えなどは、都心に勤める人は目を通しておいて損はないと思われる。
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