2006年7月7日に交通事故で四肢麻痺になり極悪な障害者施設にいますが
たまには下品な介護福祉士のことなど忘れてみましょう
■朝食が終わり夜勤お手伝いさんは帰宅
録画してあった番組を見ていると
市が派遣してくれるヘルパーさんがやってきました
「おはようございます」
振り向きながら
「おはよう」
ヘルパーさんは
長い髪をかきあげピンでとめ
エプロンを羽織りつつ
明るい声で
「掃除と洗濯を始めます」
「ありがとう」
「あ 珈琲! そのカップでいいから足しておいてください」
モップを出しつつ
「かしこまりました」
そのような普通の日常生活がはじまるのでした
日勤のお手伝いさんとヘルパーさんが揃ったところで
■お風呂に入れていただきます
介助者一人でも大丈夫なように
脱衣場にもお風呂内にもリフターが設置してあります
電動車イスからシャワーチェアに移動し
軽く洗ってから浴槽へ
窓の外には海がキラキラと
遠くにはトンビがピーヒャラ
十分暖まったところでリフターで引き上げられ
シャワーチェアへ
y「今日はお願いがありますが・・韓国式垢擦りを!」
「はい」
十分暖まっているので
指でこすってもポロポロとアカが出てきますが
ナイロンのタオルを使うと
ボロボロと
5年分のアカが
体重半分減るんじゃないかと思えるほど・・
心が軽くなるひとときでありました
■お風呂から上がると体が子供に戻るような気分に
ホカホカの体に
外から吹き込むそよ風が
まとわりつくのであった
喉が乾いたので
バーボンソーダーでうるおし
音楽はショパンのマズルカが流れているのでした
リビングには大きめのJBLが設置してあり
50インチ近いモニターからは地中海沿岸のヨーロッパの風景だけが流れています
画面から視線をそらすと
海が目の前に飛び込んできます
ウッドデッキには
我が家のように歩いてる白黒パンダの様な野良猫が一匹
こちらに気がついてないかのように堂々と日向ぼっこをしています
木製ベンチがお気に入りらしい
yozame
たまには下品な介護福祉士のことなど忘れてみましょう
■朝食が終わり夜勤お手伝いさんは帰宅
録画してあった番組を見ていると
市が派遣してくれるヘルパーさんがやってきました
「おはようございます」
振り向きながら
「おはよう」
ヘルパーさんは
長い髪をかきあげピンでとめ
エプロンを羽織りつつ
明るい声で
「掃除と洗濯を始めます」
「ありがとう」
「あ 珈琲! そのカップでいいから足しておいてください」
モップを出しつつ
「かしこまりました」
そのような普通の日常生活がはじまるのでした
日勤のお手伝いさんとヘルパーさんが揃ったところで
■お風呂に入れていただきます
介助者一人でも大丈夫なように
脱衣場にもお風呂内にもリフターが設置してあります
電動車イスからシャワーチェアに移動し
軽く洗ってから浴槽へ
窓の外には海がキラキラと
遠くにはトンビがピーヒャラ
十分暖まったところでリフターで引き上げられ
シャワーチェアへ
y「今日はお願いがありますが・・韓国式垢擦りを!」
「はい」
十分暖まっているので
指でこすってもポロポロとアカが出てきますが
ナイロンのタオルを使うと
ボロボロと
5年分のアカが
体重半分減るんじゃないかと思えるほど・・
心が軽くなるひとときでありました
■お風呂から上がると体が子供に戻るような気分に
ホカホカの体に
外から吹き込むそよ風が
まとわりつくのであった
喉が乾いたので
バーボンソーダーでうるおし
音楽はショパンのマズルカが流れているのでした
リビングには大きめのJBLが設置してあり
50インチ近いモニターからは地中海沿岸のヨーロッパの風景だけが流れています
画面から視線をそらすと
海が目の前に飛び込んできます
ウッドデッキには
我が家のように歩いてる白黒パンダの様な野良猫が一匹
こちらに気がついてないかのように堂々と日向ぼっこをしています
木製ベンチがお気に入りらしい
yozame
脊髄損傷で現在人間環境最悪な障害者施設に拘束されていますが
そんなことを少し忘れて明るい未来のことを想像してみましょう
■朝目が覚めると部屋のスピーカーからモーツァルトのピアノ協奏曲が聴こえてきます
夜勤のお手伝いさんが窓を開けると朝日と潮風がそよそよと
波の音は聞こえませんが
清々しい小鳥の声と風が
身体に優しく絡んできます
ゆるゆると
天井リフターを使い
わたしはベッドから車イスに移乗されます
お手伝いとは
昨日やっていた映画の感想を話し合いながら
てきぱきと作業してくれます
移乗完了し
20帖以上あるリビングに向かうと
コーヒーメーカーで作られた二三味珈琲の香りが部屋一杯に
モーツァルトの協奏曲は3楽章に入って
生き生きとした演奏が始まってます
南向きの窓の左側から朝日が眩しく
深呼吸しながら
深い苦味のある珈琲をお手伝いさんに飲ませていただきます
「今朝はオープンサンドとミルクでよろしいですか?」
「そうだね」
「福島から取り寄せたソーセージとチーズをつけ加えました」
「うん・・ありがとう」
日の光は部屋の奥にゆっくり忍び込んでくるのであった
■以上が妄想在宅生活なら 以下が現実の障害者施設
いきなり職員の罵声とPHSに答える怒鳴り声が
「yozameさんおはようございます・・・ぐふぇっふぇっふぇ・・」
こっくん(うなずくわたし)
プルプルプルー
携帯に出る職員
「いまー!おむつこうかんしてるの!・わかるー?・・なに?・・もうちょっとまってね!」
「さて・・しつれいします」
がっばーがさごそそ
ぷるぷる
「だから!まってなさいってのがわからないの?・・・うん?・・さっきでたでしょうに?」
がちゃ
「ほんとうにもう!」
もう一人の介護士
「12番の○さん?」
「そうそう」
「それより・・○さん・・赤らしいよ」
つか
うるさいんじゃい!
赤やら黄色やら
わしには一切関係なかろが!
ごりゃ!
■思わず現実に引き戻されてしまいました
介護職員の罵り声がなくなるだけでも
幸せを感じられるでしょう
yozame
そんなことを少し忘れて明るい未来のことを想像してみましょう
■朝目が覚めると部屋のスピーカーからモーツァルトのピアノ協奏曲が聴こえてきます
夜勤のお手伝いさんが窓を開けると朝日と潮風がそよそよと
波の音は聞こえませんが
清々しい小鳥の声と風が
身体に優しく絡んできます
ゆるゆると
天井リフターを使い
わたしはベッドから車イスに移乗されます
お手伝いとは
昨日やっていた映画の感想を話し合いながら
てきぱきと作業してくれます
移乗完了し
20帖以上あるリビングに向かうと
コーヒーメーカーで作られた二三味珈琲の香りが部屋一杯に
モーツァルトの協奏曲は3楽章に入って
生き生きとした演奏が始まってます
南向きの窓の左側から朝日が眩しく
深呼吸しながら
深い苦味のある珈琲をお手伝いさんに飲ませていただきます
「今朝はオープンサンドとミルクでよろしいですか?」
「そうだね」
「福島から取り寄せたソーセージとチーズをつけ加えました」
「うん・・ありがとう」
日の光は部屋の奥にゆっくり忍び込んでくるのであった
■以上が妄想在宅生活なら 以下が現実の障害者施設
いきなり職員の罵声とPHSに答える怒鳴り声が
「yozameさんおはようございます・・・ぐふぇっふぇっふぇ・・」
こっくん(うなずくわたし)
プルプルプルー
携帯に出る職員
「いまー!おむつこうかんしてるの!・わかるー?・・なに?・・もうちょっとまってね!」
「さて・・しつれいします」
がっばーがさごそそ
ぷるぷる
「だから!まってなさいってのがわからないの?・・・うん?・・さっきでたでしょうに?」
がちゃ
「ほんとうにもう!」
もう一人の介護士
「12番の○さん?」
「そうそう」
「それより・・○さん・・赤らしいよ」
つか
うるさいんじゃい!
赤やら黄色やら
わしには一切関係なかろが!
ごりゃ!
■思わず現実に引き戻されてしまいました
介護職員の罵り声がなくなるだけでも
幸せを感じられるでしょう
yozame