起業!!

『会社を起こすことは、簡単だが、成功することは難しい。』
と会社を起こす時にある方に助言された。その時には、よく理解出来なかったが、現在になるとその言葉の重みがずっしりと響く。まさしく、起業は誰でも出来る（昨年の会社法の改正で、今は1円からでも株式会社を起こせるようになった・・・登記等には10数万円必要だが）が、その会社を将来どうしていくかが大切であり、人・モノ・金・情報をどう駆使していくかがそのポイントとなる。
当社のように、有機性廃棄物を酵素で分解・乾燥させるビジネスは他に例がなく、他に例がないとなかなか資金の融資も難しい。運転資金に余裕がない場合は、製造⇒商品化⇒販売⇒回収をスムーズに着実におこなわないといとも簡単に事業に支障をきたす。製造量と販売量、その販売時期と回収時期のスケジュール化が最も大切になる。
『事業は、まずはひとつの商品化に徹し、その事業を軌道に乗せることが大切。』
という助言をまた別の方から頂いた。有機性廃棄物の再生等の商品化はなかなかひとつに絞りづらく、飼料・肥料化も何通りも資材としては必要なので当初は商品化を考えていたが、軌道を若干修正して今年は、まずは『酵素オカラ』の商品化に的を絞り込みたい。この『酵素オカラ』をベースに何種類かの肥料・植物活性剤の開発をおこない、商品化を図りたい。
『人の五倍働かなければ駄目だ!!』というある会社の社長さんもおられるが、私も出来る限りは働きたい（あまり無駄な動きはなしで・・・）と思っている。しかし、ある面ではゆっくり熟慮する場面もそろそろ必要になってきており、今年の後半は、しっかり地に脚つけて将来のことを考えたい。なかなか日本人の中では、好きなことを仕事にしている人は少ないというが、私は幸運にも自分の好きな仕事をさせていただいている。好きなことが出来る幸せを噛締め、常に廻りの方々に感謝をして、協力して頂いている方々と喜びを分かち合い、一歩づつ着実に歩んでいきたい。
それが出来れば、起業はやっぱり“楽しい”ものだ。