丸2日も更新を怠ってしまい、大変失礼いたしました。
「何かあったの!?」と御心配頂いた方々、大変、大変失礼いたしました。
いろいろ仕事が立て込んでいて、・・・会社の決算や個人の確定申告、新しい植物栽培モデルの提案や新型酵素乾燥装置の経費シュミレーション等々、久し振りに夜な夜な仕事をするハメになり・・・ホントに久方振りの徹夜もあったりして・・・もう若くないことは充分承知しているはずなのですが、・・・。困ったものです!!
タイトルの『硝酸態窒素』は植物にとっては大変大切なものなのですが、結構いろいろな局面で問題になりつあるというか、問題になっているというか、EUではその摂取量について残留濃度基準を3000ppm未満と既に「安全基準」をもうけていたりしますが、日本では未だにそのような動きは見られず、日本の公的機関で測定された野菜の硝酸態窒素の最高値は16000ppm(東京都の検査データ)で、ホウレン草・小松菜・春菊・チンゲンサイなどの葉物野菜の多くは、年中5000~7000ppm前後で、EUのガイドラインを大きく上回っているといわれています。
通常植物は根から吸収した硝酸態窒素を光合成をはじめとする様々な合成回路を駆使し、デンプンやタンパク質、ビタミン、アミノ酸などの物質に変化させます。しかし硝酸態窒素が過剰に吸収、そして蓄積された場合は、体内で窒素化合物に再合成されることなく、植物体内にそのまま残り、それが動物(人)にとって害を及ぼすといわれているのです。
具体的にいうと、硝酸そのものは無害ですが動物体内に取り込まれると還元作用によって有害な亜硝酸へと変化します。亜硝酸態窒素は血液中のヘモグロビンと結合し、血液は正常な酸素運搬機能を失い(メトヘモグロビンの生成)、極度の酸欠状態と呼吸作用の阻害へと導く事になります。アメリカで新生児の突然死の原因として問題化したブルーベービー症候群(チアノーゼ現象)は、実はこれにあたります。また、亜硝酸は体内のアミンと結合し、発癌物質であるニトロソアミンを生成するとも言われています。
また、硝酸態窒素の害は、慣行農法のみならず、例え有機農法といえども、土壌への過剰な窒素の投入は同様の現象をもたらす危険性があることを認識しておくことが重要で、どうすれば硝酸態窒素を植物の体内で化合物化が図れ、消化が可能になるのか、本当に美味しい野菜とはどういうものをいうのか、もっともっと学ぶ必要があると思われます。
「何かあったの!?」と御心配頂いた方々、大変、大変失礼いたしました。
いろいろ仕事が立て込んでいて、・・・会社の決算や個人の確定申告、新しい植物栽培モデルの提案や新型酵素乾燥装置の経費シュミレーション等々、久し振りに夜な夜な仕事をするハメになり・・・ホントに久方振りの徹夜もあったりして・・・もう若くないことは充分承知しているはずなのですが、・・・。困ったものです!!
タイトルの『硝酸態窒素』は植物にとっては大変大切なものなのですが、結構いろいろな局面で問題になりつあるというか、問題になっているというか、EUではその摂取量について残留濃度基準を3000ppm未満と既に「安全基準」をもうけていたりしますが、日本では未だにそのような動きは見られず、日本の公的機関で測定された野菜の硝酸態窒素の最高値は16000ppm(東京都の検査データ)で、ホウレン草・小松菜・春菊・チンゲンサイなどの葉物野菜の多くは、年中5000~7000ppm前後で、EUのガイドラインを大きく上回っているといわれています。
通常植物は根から吸収した硝酸態窒素を光合成をはじめとする様々な合成回路を駆使し、デンプンやタンパク質、ビタミン、アミノ酸などの物質に変化させます。しかし硝酸態窒素が過剰に吸収、そして蓄積された場合は、体内で窒素化合物に再合成されることなく、植物体内にそのまま残り、それが動物(人)にとって害を及ぼすといわれているのです。
具体的にいうと、硝酸そのものは無害ですが動物体内に取り込まれると還元作用によって有害な亜硝酸へと変化します。亜硝酸態窒素は血液中のヘモグロビンと結合し、血液は正常な酸素運搬機能を失い(メトヘモグロビンの生成)、極度の酸欠状態と呼吸作用の阻害へと導く事になります。アメリカで新生児の突然死の原因として問題化したブルーベービー症候群(チアノーゼ現象)は、実はこれにあたります。また、亜硝酸は体内のアミンと結合し、発癌物質であるニトロソアミンを生成するとも言われています。
また、硝酸態窒素の害は、慣行農法のみならず、例え有機農法といえども、土壌への過剰な窒素の投入は同様の現象をもたらす危険性があることを認識しておくことが重要で、どうすれば硝酸態窒素を植物の体内で化合物化が図れ、消化が可能になるのか、本当に美味しい野菜とはどういうものをいうのか、もっともっと学ぶ必要があると思われます。