百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

瀬戸内海の海水

2019-12-17 23:43:39 | Weblog
兵庫県は瀬戸内海の海水について「きれい過ぎてはダメ」と、水質管理に新たな基準を設定し、海水中の窒素濃度について下限値を設け、下水処理場の水質基準についても見直すという。
1970年代、工場排水や家庭用排水で瀬戸内海はプランクトンの好きな栄養分が増え過ぎ、赤潮が大量に発生したため、「富栄養化」の解消に向け、「栄養塩」とされる窒素やリンの濃度を規制した。その後、排水処理技術の向上や下水道の普及もあり、海への窒素やリンの供給はどんどん減少、赤潮の発生件数も以前の1/6に削減された。
そんな中、瀬戸内海で獲れる漁獲量(養殖業を除く)が減退し、質、量とも全国屈指の養殖ノリが色落ちするようになったという。窒素やリンは海藻や植物プランクトンの栄養で、それを食べる小魚、大魚と連なる生態系に異常が起きているようで、今一度、水質基準の見直しを図るというのが今回の流れのようだが、本当にそんなことで水質基準の見直しを図るべきなのだろうか?
人間にとって良いことばかりなことは決してない中で、自然に寄り添って生きる、ある意味で覚悟が必要なことに早く人類は気づくべきで、存在しているだけで地球に負担をかけている事実をしっかり見つめ、出来るだけ環境へ負荷をかけないことに努めるべきだ。そう考えると漁獲量が減ったからといって安易に水質を下げプランクトンを増やそうなんてそんな考え方には決して至らず、漁獲量が減ってもそれはそれなりに満足し、出来る限りきれいな環境づくりに邁進すべきで、その中で持続可能な自然環境のあり方について更に一歩先の議論をすべきなのではないか。

日の出の時刻

2019-12-17 00:06:14 | Weblog
今朝の日の出は午前7時前の6時54分
まだ年内、22日の冬至を過ぎても、年始の3日までは遅くなり続け、7時5分が一年を通してもっとも遅い日の出で、新年の3日〜13日までがその時刻が日の出となる。そしてそれ以降はだんだん日の出が早くなる、つまり春が一歩一歩やってくる。
朝陽を浴びて、体内時計をリセットし、セロトニンで心の健康、リフレッシュ、ビタミンDをつくることでカルシウムを吸収等々、良いことづくめのようだが、85歳を廻ってもある人は、夜に仕事をして朝になって寝むことを続けている。そうかといって不健康かというとそうではなく、元気そのもので、何か特に運動をされているわけでもない。その人の口癖が「仕事は楽したらあかん、楽しくすることはええけど」・・・なんとなく彼の生き様がわかる。