陶淵明は、41歳
「帰去来辞」の中で
「帰りなん、いざ、・・・」と詠った。
それは、一部では負け犬の詩ともいわれている
しかし
悟已往之不諌(已往の諌められざるを悟り)
知来者之可追(来者の追ふ可きを知る)
と「過去をやり直すことはできないが、将来に向かって生きることはできる。」と述べていることから考えると、今一度、自らの生き方を改めた、「新たな挑戦」とも読みとれる
聊乗化以帰尽(聊(ねが)はくは化に乗じて以て尽くるに帰し、)
楽夫天命復奚疑(夫の天命を楽しみてまたなにをか疑はん。)
そういう「生き方」がある意味「挑戦」なのだろう。