百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

学校給食

2010-06-10 22:37:50 | 農業
学校給食に地元の野菜を使うことが、最もわかりやすい地産地消であり、地域農業の活性化促進策なのではないだろうかと思う。本来のやさいの味を追求して、無農薬・無化学肥料の農作物の栽培をしている我々にとって、地元の子供たちに食していただける機会を持たせていただけることは、何とも願ったり、叶ったりで、一度子供たちに食していただければ我々のこだわっている栽培の特徴がわかっていただける自信はある。
しかし、最近の学校給食では、平成8年の「腸管出血性大腸菌O157」による集団食中毒の発生以降、小中学校の給食での生野菜や果物(皮付きみかんなどは除く)の使用を中止していたという。また、平成9年には文部科学省により学校給食における衛生管理の徹底を図るための「学校給食衛生管理の基準」が制定されたことから、野菜は小中学校で全て加熱調理を実施することになった。
野菜の加熱処理は、栄養価を下げること(調理方法にもよるが)になったり、酵素を変性することに繋がり、単純に過熱殺菌することが正しいわけではない。
我々は児童や生徒に地元の文化や歴史を伝えるのと同じように地元の食文化や農業と地域のあり方を学校給食に地場産の生野菜や果物を使用することで、価値伝承し食育の充実を図るべきなのでは。


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