百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

ヴォーリス記念病院

2012-05-11 23:50:03 | Weblog
その昔、結核病棟があり、入院していた祖母を何度か見舞いに訪れたことを思い出す。
現在は一般病棟とホスピス、ケアハウスが山なりに数棟続いている。
山の緑が優しく、風が何とも心地よい。
今日はヴォーリス記念病院の旧本館で築94年経過した木造の西洋館を訪ねた。
一度は取り壊しの判断をされたようだが、なんとも残念という市民の声から今一度修理(市民から寄附を募り)の方向へ軌道修正されたという。
そんな旧本館の二階の崩れかけた外壁の隙間にニホンミツバチの巣があるという。
外壁を外から押し、巣を中に押し込めば作業としては最も簡単なのだろうが、旧本館を守りたい気持ちとニホンミツバチを殺したくない気持ちは同様なのだろうか、ニホンミツバチを何とか助けたいと思われた方とニホンミツバチの分蜂の技術を持たれた先生(建築家であり、大学の先生)とニホンミツバチと共に農業をしたいと思う者達が集まり、今回ニホンミツバチの分蜂を行うこととなった。
なんとも不思議なご縁を感じる。

名古屋コーチン

2012-05-10 23:32:12 | Weblog
10歳になる名古屋コーチンはなんとも力強くきれいだった。
現在の養鶏の現場では決してみられない老鷄だが、効率のみを追求した現代養鶏の若鷄とその一生を比較し、なんとも幸せな気持ちになるのは私だけではないはずだ。

2012-05-09 23:42:53 | Weblog
地元で「蓼食う虫も好き好き」の蓼を“村起こし”に用いようとする動きがあるという。
地元の三上山の麓にある御上神社で行われる神事では、昔から『たでめし』が振る舞われていた。
蓼は薬味がわりになり、殺菌作用があるようで、東南アジアの国々でも様々なカタチで食されている。
タデ科には蕎麦なども含まれており、区分次第で様々な利用方法がありそうだ。ちなみに「あかまんま」と通称呼ばれているのは犬蓼のことで、食される蓼・柳蓼とは少し異なる。お刺身に載せられている小さな紅い若い葉は『芽蓼』と呼ばれ柳蓼の変種のようだ。

欲望する脳

2012-05-08 22:44:00 | Weblog
「いかならむうひ山ぶみのあさごろも浅きすそ野のしるべばかりも」(本居宣長『うひ山ぶみ』)
山に分け入り、修行を積もうとする者が、いよいよ出立する。その時の清々しい緊張の心持ちを描いたこの和歌は、現代においてともすれば忘れられてしまっている人生の学びの、そして脳の快楽原理に関する真実を表しているのではないかと思う。

20万年先の未来

2012-05-07 22:37:44 | Weblog
20万年先の未来はどんな世界になっているのだろうかか。
人類が地球上に存在して20万年、氷河期は14万年前(ワニは地球上に存在して2億3000万年変わっていないようだが)、そんな私たちに20万年後の地球が想像できるはずがない。
なのに、フィンランドのオンカロの使用済み核燃料処理施設は25万年、地下437mの岩盤の中に核廃棄物を埋めるという。 自国で自国の責任を負うという姿勢は立派だと言えるが、誰も約束出来ないことを現代人が安易におこなっても良いものだろうか。

直感力

2012-05-07 00:49:58 | Weblog
直感を信じる。
人間も生物のひとつであり、頭の中で行う知的な分析のみに頼るのではなく、直感を大切にしたい。
ただ身体で感じるままに動ければ良いが、何か損得の感情が頭をよぎったり、つい邪推が働いたり、なんとも姑息である。
直感力を鍛え、出来れば直球で素直な生き方が望ましい。

立夏

2012-05-05 20:52:11 | Weblog
今日は「こどもの日」
そして『立夏』
山にはツツジが、庭には牡丹が、空にはスーパームーン(生憎、夕方から黒い雲に覆われて)が・・・。
なんとも初夏である。
でもなかなか天候が安定しない。
東日本は集中豪雨に見舞われ、同じ低気圧が北アルプスでは吹雪をもたらしている。
本来もう少し穏やかな初夏が望ましいのだけれど。

西洋ミツバチ

2012-05-04 23:33:41 | Weblog
畑に西洋ミツバチがやってきた!!
先日作成した巣箱はニホンミツバチのもので、西洋ミツバチの巣箱の形状は少し異なる。
それは習性の違いによるもので、行動習性や外部環境の気温や湿気への耐性の違いを加味したもののようだ。
見守ることしか出来ず、みんなが元気に過ごしてくれればと祈るばかり。

カマキリの孵化

2012-05-03 21:20:25 | Weblog
カマキリが孵化し始めた。2週間ほど前に畑で見かけたが、私の集めている卵鞘からの孵化は今年始めてだ。
彼らはひとつの卵鞘から150~300孵化するが、翌日には半数になり、そのうち成人になるのは数匹だという。彼らにとって過酷な人生始まりだが、みんな結構翔んだり跳ねたり忙しくしている。
また彼ら(彼女か?!)の卵鞘を産み付ける位置(高さ)で、その年の雪の深さがわかるという。実は地震も予言出来るともいわれており、中越地震の年には通常は1mぐらいの高さに産み付けられる卵が8~10mの高さに産み付けられていたという。予期をするというより、大地の震動音を聴いているのでは、という先生もいる。
なんとも不思議な世界がある。

夢日記

2012-05-02 23:19:48 | Weblog
4月から夢日記をつけ始めた。
毎日みる夢を少しでも書きとどめておきたかったというのが動機だが、なにやら「夢日記」を続けていると不思議な感じになってくる。
所謂、夢と現実の境目がなくなってくるというか、どちらで起こったことなのかわからなくなって・・・少し痴呆気味なのかもしれないが。
続けていると気が狂ってくるという人もいて、やめた方がいいのかもしれないと思いつつ、もう少し続けてみようと思う。
というのは、やってみると結構面白い。夢は書きとどめておこうと思えば思うほどスルリと逃げていき、最近やっとその夢の端を少し掴む技術を身につけたように思えてきたからです。