百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

渋沢栄一

2016-06-20 23:46:34 | Weblog
渋沢栄一さんの生涯関わった会社や団体は、500を超えるという。
彼の特徴は、人間の「儲けたい」という感情を決して否定しなかったことにあるという。
彼は、西洋から学んだ「株式会社」を日本に移植し、株式取引所も創設しようと尽力した。
というのは彼は「人間は未来に投機したがる性分」であるとその本質を見極めていたからだそうだ。
岩崎弥太郎とそのスタイルはよく比較されるが、交流のあった人物は多岐にわたり一部ではフィクサー的な役割を果たしていたともいわれている。

期待はしない⁉︎

2016-06-19 23:20:11 | Weblog
人の気持ちを察することはなかなか難しい。いわんや植物をや。
しかし、われわれは人に安易に必要以上の期待をする。
植物にも期待はするが、植物は話すことが出来ないため、必要以上の期待まではしない。
必要以上の期待に対して、応えてもらえると更に期待を募らせる。
植物は正直で、言葉ではないが態度で示す。
ということは、“言葉”の使い方に問題があるということか?
“言葉”ひとつで、舞い上がったり、落ち込んだりする。真意がわかればもっと良いのかもしれないが、真意でなくとも、褒められたり煽てられたらすると、人はなんとも気分が良くなるものだ。
植物も毎日声をかけて、褒めてあげると、頑張って美味しくなってくれる。
必要以上の、期待はしないが、期待してる意味でやさしい、あたたかい“言葉”をかける。
人も植物も同じなのかもしれない。

温故知新

2016-06-19 00:09:10 | Weblog
昔の友人、知人に逢う機会に恵まれる。
5年先、10年先にはもう逢うことが出来ないかもしれない。
今を生きる。今を楽しむ。
もっともっと努力しなければならない。
でも、イチロー曰く
「努力が無意識のうちに出来る」ようにならないと、言い換えると「無意識のうちに修練を積むこと」が出来るようにならないと進歩はないようだ。

イチロー

2016-06-18 00:25:10 | Weblog
イチローが日米通算4257安打を達成した。日米通算のため、メジャーでは非公式記録になるようだが、あのピート・ローズの最多安打記録を抜いた。
彼はコメントで「子供の頃から、人に笑われてきたことに対して常に達成してきた自負がある。」といい、「小学生の頃、毎日練習していると、近所の人から『プロ野球選手にでもなるのか⁉︎』と笑われた。プロ野球選手になって、大リーグに行く時も『首位打者になってみたい‼︎』と言って笑われた。
この時の悔しさがバネになって、・・・とイチローはいうが、こんな偉業を達成しても、まだまだ先をみている、高みを目指す彼の真摯な姿勢にエールを送りたい。

一事が万事

2016-06-16 23:18:41 | Weblog
一時が万事
「わずか一つの物事から、他のすべてのことを推し量ることができる。」
ひとつひとつ丁寧に仕事をこなしておかないと、しっかりとした仕事にならない。
都知事が辞職したが、彼の言動をみるとまさしく「一事が万事」だと思う。
“信念”がどこにあるのか、発せられる“言葉”とそれにともなう“行動”をみると結構簡単にわかるものなのかもしれない。

有機農業の今後

2016-06-15 23:53:17 | Weblog
有機農業が21世紀の日本の農業を支えると今まで考えてきたが、その有機のあり方ももっと深く考える必要がある時期に突入しているようだ。
有機栽培の技術の一般化が必要なことは自明の理だが、何故、今、有機農業なのか?
そのコストはどうか? 種子や収穫方法、保管、加工方法等、もっと気をつけなければならない点はなにか?
その農作物は美味しいか?
別のステージにはなるが、自然農法もどうあるべきか、この機会に整理してみたい。

日長時間

2016-06-14 23:55:22 | Weblog
夏至も近づいてくると、一日の昼間の時間は夜間の時間の約1.46倍にもなる。
日長時間は植物の成長(開花等)に大きな影響を与える。
実はミジンコの性(男・女)も日長時間に左右されている(決定される)といわれている。
日照時間も植物の成長には大きな影響を与えるが、日長時間はそれ以上に生育のベースに影響を与えているようだ。

想像する力

2016-06-13 23:59:25 | Weblog
京大の霊長類研究所の松沢教授は、長年チンパンジーの研究をする中で「人とは何なのか?」について考えてこられたという。
人とは、いったい何者なのか?
その一つに「教える」ことがあるという。チンパンジーの世界では決して教えることはない、見て学ぶことはあっても、手を添えたり、褒めたりすることは決してないという。
また「言葉」を持つ、言葉を持つことで他者にさまざまな事柄を伝える術を手にした。しかし逆に瞬間認知能力というか瞬時に記憶する短期記憶能力を持たなくなってしまったようだ(チンパンジーは0.2秒で映し出された数字を認識し記憶できるという)。
そして「想像する力」を持つ。チンパンジーは寝たきりになっても決して絶望することがないという。それは「チンパンジーは、今ここという世界に生きている。だから絶望するということがない。一方、人間は想像する力があるから、遠く離れた過去や未来、地球の裏側にも思いをはせ、絶望もするが、希望を持つこともできる」
人間とチンパンジーとはDNA上では98%が同一で、2%の違いしかないといわれている。
その違いが、われわれの特徴を創り出している。
われわれは本当に進化しているのか。

老農

2016-06-12 23:01:08 | Weblog
明治時代、農業書に基づいて在来農業を研究し、そこに自らの体験を加えて高い農業技術を身につけた農業指導者のことを「老農」といった。
群馬では郷土カルタ「上毛かるた」にも詠まれている船津伝次平、奈良では中村直三、奈良専二、他には福岡の林遠理、秋田の石川理紀之助に代表される「老農」は、戦前戦後急激に変化した日本の農業(特に農地法や食糧管理法)によって機能しなくなるが、間違いなく日本の農業のイノベーターだったようだ。

梅雨晴れ

2016-06-11 20:57:19 | Weblog
梅雨の最中に晴れることを「梅雨晴れ」というようだが、実は「五月晴れ」の語源でもあるようだ。旧暦の五月は梅雨の季節で、その合間の晴れ間を「五月晴れ」といった、それゆえ「梅雨晴れ」の語源となったという。