2016・11・17日、朝早く中尊寺に着いた、駐車場のおじさんもお釣りの準備が出来ていない。わが愛車ミラのナンバーを見て
「お参りに行くのかい?お金は後でいいから。」
「いいえ、写真を写しに来たので。毛越寺に歩いて行けますか?」
「行けるよ!じゃ、お金貰っておこうか。」
自分の財布からお釣りをもらい車を停め月見坂に。竹ぼうきを持った沢山の女性たちが参道の落ち葉を掻き集めていた。この日の最初のお客さんは私かな、ゆっくりとシャッターを切りながら参道を登っていくと20メートル先ぐらいにお坊さんとお坊さんの後ろに頭がお椀の形をした縫いぐるみのキャラクターが歩いて来る
何事かと見ていたらテレビか何かの撮影をしているみたいだった。朝早いし人も居ないし天気もまあまあ、こんな時間しか撮影できないのかも。
紅葉は終盤、お寺のお坊さんも所々にある紅葉スポットをスマホで撮影していた。
中尊寺本堂の側の池に映る紅葉を撮影しているとなんとまだ早い時間なのに団体客がぞろぞろとやってきた
中国の人か韓国の人たちか判らないが意味が分からないのを良いと思っているのか大きな声でしゃべり散らしている
此処は退散、撮影を終わらせ毛越寺まで歩くことにした、が、中尊寺の裏に出たは良いが右に行くべきか左に行くべきか表示が何もない
多分、右だと思うんですけど。。。。駐車場のおじさんは表示があると言っていたのだが。。。
と、どこかの宿の車が停まり、男性の方が女性のお客さん2人に色々説明している。チャンスは今だ~っと車に乗り込もうとしている宿のお兄さんに声を掛けた。
「あの~~~毛越寺に行くには左に行けばいいんですか
」
「そうですけどかなり遠いですよ。」
「良いんです、歩きますから。」
「この道を真っすぐ行って看板がありますからそこを右です。」
礼を言いスタスタと歩き始めた。道すがら撮影ポイントがあればいいな~と思っていたら3か所見つけ毛越寺に着くまで50分歩いていた。足も居たくならず、毎日仕事で一日中、歩いているせいかなと働けることに感謝だった。
心は見えない、気遣いは見える。。。
中尊寺金色堂の前に張り出されていた言葉。かなり前だが会社で上司との間に言葉の問題でニアミスが起きていた。上司に反論したのはその時が初めてだった。何気なく言われた言葉でも胸に刺さる時もある。まさに「心は見えない」だ。紅葉はさほどではなかったけれどこの言葉に出会えたことは良かった。自分も言葉遣いに注意しなければね。
角館武家屋敷の紅葉 5