今の会社に入ったとき、初めての職種で戸惑いも多かった。たかがスーパーのパートだけれど直ぐに仕事を覚えれるわけもなく、ただ無我夢中だった。
同じパート仲間は私より3歳上の人と6歳年下の人と私と3人、私より6つ下のAさんは若いときにスーパーに勤めていたこともあり仕事の覚えが早かった。素人の私の目にも彼女と私との仕事の差は歴然としていた。
毎日、同じ職場で顔をあわせるし、いつも直ぐ側で仕事をしている、これは幸い「彼女に追いつくこと」を目標にして頑張ることができた。
家も同じ町、通勤途中に立ち寄ることもあった。一昨日の夕方、突然、彼女の旦那様が50年の生涯を終えた*(涙)*
法事の前に用事で店に行ったら彼女のお母さんとお父さんにばったり、声を掛けたらお二人の目から*(涙)*がこぼれて止らない。つられて私の目にも*(涙)*
仕事ができ、昇進試験にも合格して羨ましかったけど、人生に苦労は付き物、人を羨むならばその人の苦労も請け負わなければ不公平だと言う言葉(テレビで美輪明宏が言ってた)を聞き、人を羨む気持ちが無くなった。私が「羨ましいと思った人は彼女だけ」それを判らせてくれたのも彼女。
彼女がこれから先に背負わなければいけない人生のことを思うとなんともやりきれない。葬儀に使う写真を見て息子さんが号泣、お母さんもお父さんも*(涙)*が止らなかったという。
旦那様の冥福を祈るしかない。
合掌。