昭和52年10月8日は主人が事故に遭い、半身不随になった日だ。薄曇の空で雨が落ちてきたので私達を家に送り届けて稲刈りに向う途中だった。
当時、娘は2歳、息子は1歳、二人とも良く大きくなってくれた。特殊な家庭環境の中、息子には色々悩まされたが今、東京で愚痴もこぼさず一人で頑張っているのには驚く。何かと私に当ってきた息子、歳を重ねて色々考える事があったのか、あるときを境に口調には優しさが感じられるようになった。
田畑を子供に託す時代は終わった、この家も田んぼも私達の代で終わる。
当時、娘は2歳、息子は1歳、二人とも良く大きくなってくれた。特殊な家庭環境の中、息子には色々悩まされたが今、東京で愚痴もこぼさず一人で頑張っているのには驚く。何かと私に当ってきた息子、歳を重ねて色々考える事があったのか、あるときを境に口調には優しさが感じられるようになった。
田畑を子供に託す時代は終わった、この家も田んぼも私達の代で終わる。