お盆が近づいてきて店の雰囲気も慌ただしくなってきた。昨日は残業、今日は定時に退社し、娘たちも使える様に5~6泊用の軽めの大きなスーツケースを買った、色は紫。
高校の時からの友達のところにクリーニングに出していた礼服を取りに立ち寄る。
「落ち着いた?」
「結構、前から落ち着いてるわよ。」
「家にお邪魔した時も淡々としてたよね。」
今のところ、一人で居ても落ち込むこともなく、涙が頬をつたう事も少ない。最後の最後まで悔いを残さず、主人を見送れたことが大きい。泣いても悔やんでも人が生き返ることはない。37年前、事故に遭った時もそう、下半身不随になった体に文句を言っても何も始まらない。一生、この人についていく、その思いを全うできた。37年の重みは大きい。
会社でもいろいろ声を掛けてくれる人がいるが、いかにも
「かわいそうに。。。。。」
と言う表情を見せられると何故かムッとしてしまう。肩の荷(主人の世話)が下りた瞬間の心身共の晴れやかな気持ちは私だけが知っている、それでいいのだ。 永遠の別れから新たなる道が始まる、これからは自分だけの人生を歩む。我が人生にも悔いは残したくない。
高校の時からの友達のところにクリーニングに出していた礼服を取りに立ち寄る。
「落ち着いた?」
「結構、前から落ち着いてるわよ。」
「家にお邪魔した時も淡々としてたよね。」
今のところ、一人で居ても落ち込むこともなく、涙が頬をつたう事も少ない。最後の最後まで悔いを残さず、主人を見送れたことが大きい。泣いても悔やんでも人が生き返ることはない。37年前、事故に遭った時もそう、下半身不随になった体に文句を言っても何も始まらない。一生、この人についていく、その思いを全うできた。37年の重みは大きい。
会社でもいろいろ声を掛けてくれる人がいるが、いかにも
「かわいそうに。。。。。」
と言う表情を見せられると何故かムッとしてしまう。肩の荷(主人の世話)が下りた瞬間の心身共の晴れやかな気持ちは私だけが知っている、それでいいのだ。 永遠の別れから新たなる道が始まる、これからは自分だけの人生を歩む。我が人生にも悔いは残したくない。