主人が亡くなってから、涙が流れる時がほとんどない。もうすぐ1か月になるが、ふっと涙ぐんだのが4~5回だけだ。
冷ややかな心を持っているわけでもなく、至って普通の婆さんなのに。
一番、泣いたのが意識のない主人の側に居たときだった。語り掛けても反応がなく、ただただ涙が溢れていた。日増しに状況が悪くなっていく中、主人の手を握っていることしかできなかった。反応がない主人が突然、これでもかと言うほど力強く私の手を握ったのには驚いた。顔を見れば意識がないままだったのに。
冷やし中華を買いに行こうとした私の手を引っ張り、しっかりした眼差しで
「行くな」
って言ったね。あなたの目を見たのはそれが最後だった 忘れないよ,あなたの事、まだまだやりたいこと行きたいとこ、したいことが山の様にある、見ててね、頑張るから。
冷ややかな心を持っているわけでもなく、至って普通の婆さんなのに。
一番、泣いたのが意識のない主人の側に居たときだった。語り掛けても反応がなく、ただただ涙が溢れていた。日増しに状況が悪くなっていく中、主人の手を握っていることしかできなかった。反応がない主人が突然、これでもかと言うほど力強く私の手を握ったのには驚いた。顔を見れば意識がないままだったのに。
冷やし中華を買いに行こうとした私の手を引っ張り、しっかりした眼差しで
「行くな」
って言ったね。あなたの目を見たのはそれが最後だった 忘れないよ,あなたの事、まだまだやりたいこと行きたいとこ、したいことが山の様にある、見ててね、頑張るから。