大河ドラマ「麒麟がゆく」がようやく面白くなった。美濃の国の部族のひとり明智一族の十兵衛光秀を主役に据えている。後に天下統一を推し進めた織田信長に仕えて、異例の出世を果たしながら、果ては主君を本能寺で打ち果たす。現在はそんな波乱万丈の主人公の若き時代を描いている。このドラマの中で岡村隆史が演ずる菊丸は架空の人物だと言はれて、美濃や尾張にも自由に出入りする謎の多い農民だと説明されていた。ところが昨夜の回で、尾張に人質になっている竹千代（後の徳川家康）を蔭から守る、三河の密偵である事が判明する。全くの端役と思われた菊丸が、今後も劇中で重要な役回り？を果たす予感がするのである。
