NHK土曜ドラマで「家で死ぬということ」を見ました。妻の要請で、会社員純一(高橋克憲)は長男を伴い、がんで余命3ヶ月と宣告された義母を東京に迎えるべく、岐阜県白川郷の旧家に出向いた。「家で死ぬ」と言い張る義母(渡辺美佐子)を説得出来ずに共に旧家で過ごすことになる。
これまでの年月には旧家を守る義母と結婚して東京で暮らす娘(主人公の妻)の反発があり、さらには夫婦の微妙な関係も絡んでドラマは続くが、日々病気が進行し続ける義母の「家」に対する執念も一段と強くなる。
ぶっきらぼうな義母との過ごす時間と、「結」と呼ばれる絆で結ばれている多くの村人との交流が、頑な義母の気持ちを理解する様になり、一度は老人ホームに預けるが、最後の看取りの場所を「家」にすることにして連れ帰る。
身近な人との別れは突然に訪れることがある(村の女医さんは阪神大震災で身内を失っている)。しかし「さよなら」を言う時間があるときには、送る人、送られる人はどう過ごしたらよいのか、そんな問題を投げかけるドラマである。
17歳で嫁いで来てから長い間の万感の思いの籠った家で、母と娘の長年のいさかいの氷解と、主人公への感謝の気持ちをそっと伝える義母を看取る家族にも涙が禁じ得ないものがありました。
合掌創りで著名な白川村の冬景色と、村人たちの絆の深さもドラマでは強調されていて、旧き良き伝統を守る人々の逞しさも感じ取れるドラマで、さらに我々にもいずれは訪れる「死」とどう向き合うのかの問題を提起してくれたと思いまます。
NHKのHP からドラマの一場面。
これまでの年月には旧家を守る義母と結婚して東京で暮らす娘(主人公の妻)の反発があり、さらには夫婦の微妙な関係も絡んでドラマは続くが、日々病気が進行し続ける義母の「家」に対する執念も一段と強くなる。
ぶっきらぼうな義母との過ごす時間と、「結」と呼ばれる絆で結ばれている多くの村人との交流が、頑な義母の気持ちを理解する様になり、一度は老人ホームに預けるが、最後の看取りの場所を「家」にすることにして連れ帰る。
身近な人との別れは突然に訪れることがある(村の女医さんは阪神大震災で身内を失っている)。しかし「さよなら」を言う時間があるときには、送る人、送られる人はどう過ごしたらよいのか、そんな問題を投げかけるドラマである。
17歳で嫁いで来てから長い間の万感の思いの籠った家で、母と娘の長年のいさかいの氷解と、主人公への感謝の気持ちをそっと伝える義母を看取る家族にも涙が禁じ得ないものがありました。
合掌創りで著名な白川村の冬景色と、村人たちの絆の深さもドラマでは強調されていて、旧き良き伝統を守る人々の逞しさも感じ取れるドラマで、さらに我々にもいずれは訪れる「死」とどう向き合うのかの問題を提起してくれたと思いまます。
NHKのHP からドラマの一場面。
このドラマは色々考えさせらえる問題を含んでいると思いました。
核化する家族の生活、過疎化する土地に愛着を持つ人々、そして何よりもどんな形で死を迎えるのがよいのかだろうと思います。
見逃してしまいました。再放送を期待します。
希望どおり家で最期を迎えられる人、迎えられない人…その最期を家の中で迎えても孤独に旅立ってしまう人…。
ピーナツさんの記事を読ませて頂きながら様々な最期のシーンが頭によぎりました。
みんなに看取られて…という思いはありますが、こればかりは思い通りに叶うかどうかわかりませんよね。
永い間看取りの必要な病気では周辺にもご苦労を掛けるようで出来たら避けたいと思っているのですがね。
人間どんな形で終末を迎えるのかが分からないのが困ります。
さて自分の場合はどうなのかなと・・・
色々考えると自宅で死を迎えるのは
難しそうです。
そうですかお自宅でそれぞれの方のお別れですか。理想的な看取りですね。
今まで自分の場合はと考えたことは無かったのですが、このドラマを見てこれから事を考えようと思っています。
人間の死について、最後は優しい顔をして、美しい顔をしていて、安らかなにこの世から去ったのだと思っています。
ボクを自宅のタタミの上で、フトンの中でぬくぬくとした状態で未知の世界へ飛び立ちたいと思います。