〇子・デラックスの回想

2011-08-23 20:56:48 | ○子・デラックスの物申す

〇子・デラックスが、急に、息子の小学生の頃の、話をしだした。

「次男のクラスに、一際大きいY君という子がいてね、暴力を振るったりする、いじめっ子でさ。

その子には、二人の子分(AとB)がいて、被害を受ける子が、増えてきて、先生に言っても埒があかない状態だった。

そのY君の母親が、耳が聞こえない障害者という事もあって、なかなか、遠慮して親にも注意できないでいたのよ・・・

母親は、手話の出来る人をつれて、毎回授業参観にもちゃんと出て来てて、

『息子がご迷惑をかけてないでしょうか?』

と気にかける、いい母親ではあったのだけど、とにかく、3人でつるんで、いじめをやめないわけよ」

ふんふん、難しいなぁ~と思って聞いてました


「遂にたまりかねて、うちに来るように呼び出したのよ」

「えっ」

「そしたら、AとBの母親が、うちにきて、何故呼び出すのか?Y君は、ほんとは、いい子だしと。愚だ愚だ言い出したからさ」

『Y君は、いい子かもしれないが、やってる事は、悪い事だろうが!』と一喝してやったのよ・・・」

「それで、Y君は、来たの?」

「来たわよ」

「あんた、体がでかくて、腕力もあるくせに、弱い者いじめしててどうするとね?

逆にそうい子を、守らないといけんのと違う?

あんたのおかあさんは、耳が悪くて障害者かもしれん、

でもね、そういうおかあさんが、子供を生むって事は、ドンだけ勇気がいることかわかるね?

学校にも、あんたが、迷惑かけてないか、心配してきてくれてる、そんな、おかあさんに、恥ずかしくないとね?

今度、虐めたら、おかぁさんにも、きてもらうけん、わかった?」

「それから、虐めはおさまったの?」

「一応ね、私が、急に何故、この話をしだしたかというと、

そのY君が、あるTV番組のゲストのお薦めのお店の店長として

テレビに出てたらしいのよ、そう、次男が話してくれて・・・私のお陰やんと思って・・・・」

確かに、〇子・デラックスの言葉には、愛があるよね。

十分、伝わったかもしれない、定かではないけど・・・・

「AとBは、どうなったの?」

「次男が言うには、立派に親父のあとを継いだっていうのよ・・・」

「よかったじゃない・・・」

「でもね、その道の・・・」

「何の道?」

「極道の道」

「え~!!あとをついだって・・・」

「そういえば、Aのお父さんは、外国に行ってるって・・・、そのときは別荘入ってたのね、

Bのおとうさんは、単身赴任とか・・・ベンツ乗ってたし、

ということは、私、極道の姉さんたちを、一喝したわけ~~、いやぁぁぁぁ~、

次男に今頃知ったのかって驚かれたけどね。」


流石、

〇子・デラックス

「だめなものはだめ、悪いことは悪い」なかなか、そう注意できないものよね~。

その出来事で、Y君は、立派に働いてるって・・・、言うのよ

果たして、そうなのかどうかは、わからないけど、

Y君は、子供ながらに、母親に障害があるという事で、大人たちの遠慮みたいなものを、感じ取っていたのかもしれないし~

それを逆手に、何をしても、自分は、怒られないと思っていたのかもしれない。

だとしたら、きっと、〇子・デラックスの言葉は、心に響いたのでは、ないでしょうかね?

いやいや、相手は子供、案外「今度虐めたら、かぁちゃんを呼ぶ!!」という言葉に、恐怖を感じたのかも・・・ネ

ジ~ンときた、〇子・デラックスの回想録でした。

悪い子はいねぇ~かぁ・・・〇子・デラックスがくるぞうぅ・・・



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