10/10 晴れ
今日も良い天気になりそうだ。そして膝の痛みはかなり軽減されて支障はなさそうだ。よかった。予定どうり天狗岳に登って渋の湯に下山しよう。
オーレン小屋から根石岳へ向かう。八ヶ岳の苔むした登山道は森に包まれている感じがする。ひと歩きしてきた人が戻ってきて稜線は風が強いよと教えてくれた。
樹林帯を抜けて視界が開けると冷たい風が吹いていた。ゆっくりと根石岳に登ると天狗岳がよく見えた。左が西天狗、右が東天狗だ。
彼方に浅間山が見える。手前の大地のような山は稲子岳でポチッとしたのがニュウだろう。
天狗岳へ3回目だがいつも晴天に恵まれている。幸せなことだ。東天狗に登頂してしばらく風景を楽しんだ後黒百合平に下りた。無事に下山できる安堵感ともうすぐ山旅が終わってしまう淋しさを感じる。
再び森の中を歩く。朽ち果てたシラビソの樹の株から若木が育ち始めていた。樹高千丈 落葉帰根、中島みゆきの歌を思い出す。愛だけを残せ、これも中島みゆきの歌だが最近そう思うのだ。思っても人生はそんなに上手く回らないので日々修行は続く。
下山口の渋の湯からバスに乗って茅野の駅に向かう。茅野駅で昼ごはんにしようとバスの中で検索して見つけた桜肉専門店に行ってみると悲しいことに定休日であった。また来いよってことだな。
帰りの電車の窓から何度も何度も八ヶ岳の峰々を見返した。膝に痛みが出てしまったので予定を少し変更したが、八ヶ岳は樹林帯と岩綾帯の両方を楽しめる山だなと再認識し充実した山旅であった。足腰を鍛えて歩きかたに注意して膝の痛みを起こさないようにしよう。
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