8/15(土) 晴れ
街中は暑いので、気持ちの良い汗をかきに行こう。今日選んだのは奥多摩の鷹ノ巣山だ。
新宿で奥多摩行きのホリデー快速に乗ると、以前見かけたことのあるおじさんが乗っていた。
怪しい雰囲気のおじさんに興味はないので、あまり見ないようにした。
奥多摩から東日原行きのバスに乗って鷹ノ巣山の登山口を目指す。土休日は鍾乳洞ではなく東日原が終点となっている。
満席の臨時バスはどんどん山の中に入っていく。途中の川苔山の登山口でけっこう降りる人がいた。
そして、集落が現れたらそこが東日原であった。そこから次のバス停あたりまで歩くと登山道の入り口が現れた。
道路から民家の脇を通って少し下ったところから見える大きな岩。これが稲村岩であったことを後で知った。
民家の畑に咲いていた白いハイビスカス。
一旦沢まで降りて、細い沢沿いの道を歩いていく。沢を抜けると急な坂があって汗が滴り落ちる。
そして稲村岩横の鞍部に着いた。水を飲んで少し休んで出発だ。ここまで1時間弱、鷹ノ巣山まではあと2時間ほどだ。
だらだらと続く坂道を登り続けて鷹ノ巣山の山頂に辿り着いた。
稜線を駆け抜ける風が気持ちいい。よし、ビールだ。凍らせて布に包んで持ってきた黒ラベルを開ける。
ゴクリとやるとちょとぬるかった。うむ、まぁ、よしとしよう。
ご飯を食べていたら隣のおばさんが蚊取り線香を点けようとして苦労していた。
ライターが着火しないようだ。持っていたライターで火を点けてあげた。お礼にミニトマトをもらった。
フキの仲間が花盛りであった。
そして石尾根を奥多摩駅方面に向かった。コースタイムは4:50もあり下り坂が延々と続く。
秋といえばキノコ、20cmぐらいあった。
下りは膝への負担が大きいので得意ではないが、ほとんど休むことはないので、コースタイムより1時間半早く奥多摩駅に着いてしまった。
冷たいビールを求めてスーパーに入ると地ビール「多摩の恵」があった。ピルスナーを選んだが、苦味が強めでゆっくりと飲むのに適していた。
帰りの電車はコテンと寝てしまった。
8/23(日) 曇り時々雨
天気はあまり良くないが、再び鷹ノ巣山を目指すことにした。
1週間前に登ったばかりだからか、所要時間はほとんど変わらないのだけれど、稲村岩まではとても早く着いてしまった感じがした。
そしてだらだらと続く坂道を登って山頂に着いた。かなり涼しい、と言うか肌寒い。15度ぐらいだろうか。
よし、ビールだ。氷がまだ残っていてかなり冷たいので、苦い。黒ラベルが最もおいしい温度は2度から6度だと言う。
ビールの温度管理は難しい。って凍らせてしまってもよいのだろうか。
今日はここから西へ向かい七ツ石山を目指す。ビールを飲んでしまったので足取りが重い。
でも欲張りなので、途中にある日陰名栗山と高丸山のまき道を選ばずそれぞれの山頂を経由した。
天気が悪いのでどちらも行かなくても良かったかもしれないが、綺麗な花を見かけた。
ヤマジノホトトギス、家に帰ってから花の名前を調べるのも楽しい時間だ。
2時間半ほどで七ツ石山に着いた。七ツ石山は大きな岩が山頂の手前に7個ぐらいあった。数えなかったが多分7個だ。
鷹ノ巣山からここまで、出会った人は一人だけであった。
さて、帰ろう。少し下ったところにある七ツ石小屋にバスの時刻が書いてあった。
16:03のあとが18:38、今は15:00、コースタイムは2時間、うむ。
バスの時刻を調べていなかったので、このようなことになってしまった。
小屋の管理人の方にテント場と小屋の説明を聞いたあと、鴨沢のバス停に向かった。
テント場は10張り、流しに、綺麗なトイレがあると言う。小屋は素泊まりで、インスタントのカレーとラーメンはあるようだ。
管理人は2、3週間ごとに住み込みで交代するそうだ。
もしかしてと早めに歩いたが、バス停に着いたのは16:30であった。
バス停横の定食屋に冷たいビールのノボリがあったので突入だ。
と思ったら交番のお巡りさんが1.5km先のバス停から30分早く出るバスがあることを教えてくれた。
礼を言ってから定食でビールと肉野菜炒め定食を注文した。程よい温度のビールは流石に喉越しが良い。
お腹が落ち着いたらそのバス停を目指す。ブヨの舞うR411を1.5kmぐらい歩いてもバス停はない。
地図を見たらあと1km先だった。店をギリギリに出なくて良かった。
その後無事にバスに乗って奥多摩駅から自宅に向かうのであった。
8/30(日) 曇り時々雨
今日も鷹ノ巣山を目指す。新しいレインウェアも試せるだろう。
午前5:35、家を出る5分前に着替えていたら電話が鳴っている。こんな時間にかかってくる電話は楽しい知らせではないだろう。
会社からであった、トラブル発生だ。すぐに対応が必要とのことなので二つ返事で引き受ける。
と言うことで鷹ノ巣山三連荘は叶わなかった。