風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング2012 14日目(最終日) 大洗~自宅

2012-08-28 | 

8/3(金) 晴れ

大洗港にフェリーが到着した。むっとした空気がまとわりつく。ゆっくりと船倉を出てフェリーを眺めた。後ろ髪を引かれるのは良い旅だったからだろうか。

家に着くまでが旅、妹の言葉を思い出し自宅に向かった。高速道路に入ってもスピードを出す気がおきなくて熱風の中を低速で走った。

首都高に入って今日が平日であったことに気が付いた。頭がおかしくなるような暑さの中、首都高のジャンクション2カ所の渋滞をどうにか抜けて家に着いた。

14日間で3,369km (道内2,878km)を走り、伴ちゃんのオドメーターは56,343kmとなった。

 

ツーリングマップル、セイコーマートのメンバーカード、そしてホクレンのフラッグ、これらが旅の気分を盛り上げてくれた。

ツーリングマップル(バイク用の小型地図)はできれば最新版を使うのがいいだろう。新しい道ができたり、温泉がなくなっていたりすることがあるからだ。マップルを参考にする自転車や自動車の人も見かけた。

セイコーマート(北海道で絶大なシェアを占めるコンビニ)のカードは大した節約にはならないが、毎日お世話になっていたので記念に作ってみた。もともと酒屋だけあってお酒が充実しているのが二重まるなのだ。

北海道の道の駅や道端の自動販売機にゴミ箱はないが、セイコーマートにはゴミ箱がある。車ならいいが、バイクだと飲み物の缶やペットボトルの捨て場にも困るので、休憩はセイコーマートになることが多い。

その昔、ホクレン(北海道の農協の連合体)でガソリンを入れるとフラグを無料でくれたのだ。どこも経営は厳しいので一度姿を消したが、現在はライダーが有料で入手できるようになった。1本100円で、4地域で色と図案が異なる。

懐かしくなって買ってみた。赤(ヒグマ)や黄色(キタキツネ)の地域も走ったが、伴ちゃんイはこの2色で十分だ。いっぱい走ってフラグの端がほつれてくるのがかっこいい。

 

北海道で出会った旅人達は気持ちの良い人が多かった。毎年北海道を訪れるライダーやチャリダー、仕事を辞めたり定年を迎えて初めて北海道を走る人、定年後に夫婦でキャンプ旅を続ける人、それぞれが楽しんでいる姿を見るのも楽しかった。

その土地に行ってみないとわからないことは多い。実際に行ってみたところで、わかるのはちょっとだけかもしれない。でも、肌で感じることで見え方が変わることもある。旅に出よう。

 

おしまい。

 

 

 

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北海道ツーリング2012 13日目 洞爺湖~昭和新山~登別~苫小牧

2012-08-19 | 

8/2(木) 晴れ

今日で北海道の地ともお別れだ。あっという間の12日間だった。

昨日、洞爺湖をほぼ一周まわったが、もう一周まわってみよう。洞爺湖畔にとうや小の生徒が木で作った動物が置かれていた。

羊蹄山も見えた。

洞爺湖サミットの開かれたホテルはあんな山の上にあったのか。

サイロ展望台から洞爺湖を望んだ。日本人の観光客はほとんどいなくて、韓国や中国の人々がいた。

この前で写真を撮るのはお約束のようだ。

子供の頃読んだ本に載っていた昭和新山へ行ってみた。いくつかの土産物屋はつぶれていた。

ここの土産物屋も中国からの観光客に大きく支えられているようだった。

じゃがいもソフトクリームを食べた。甘いんだけど、ポテトチップスのような味がする。ジャガッキー付きだ。

以前アウトライダーという雑誌で見たおさる湯に行ってみることにした。支笏湖へ向かうR453沿いにあるばんけい温泉健康センターの裏だという。

健康センターは閉められてしまったようだ。

裏の川に温泉の雰囲気はなく、崖を下りて草をかき分けて温泉を探すやる気もなかったので、登別の温泉をめざすことにした。

R453から登別に向かう道道2号は素晴らしいワインディングロードであった。オロフレ峠という看板があったので本道からはずれて行ってみた。

オロフレ峠の先に行き止まりとなったぼろぼろの道があった。地元のライダーがやってきたので、以前の道路だったのか聞いてみたが、彼が来るようになったときにはすでに走られる道ではなかったと言った。

あとで知ったが、やはりこの道は24年前まで現役であった。

登別に着き、町を歩いてみた。まずは地獄谷へ行ってみた。荒涼とした風景が広がる。

町の中には鬼や閻魔大王などが幅を利かせている。

共同湯、湯元さぎり湯へ寄った。目立たないので一度前を通り過ぎてしまった。すっかりタオルが変色するほど濃厚なお湯がじゃぶじゃぶと流れていた。

ツーリングでそばを食べることは多い。お昼はそばにした。予想に反して北海道での初そばとなった。北海道はそばの産地でもあるので広大なそば畑が広がる道も通った。

大湯沼、煮えたぎる泥の沼だ。

倶多楽湖へ向かう道道350号にあった動物注意の標識はキタキツネだ。

登別をあとにしてR36で苫小牧港を目指した。登別の入り口に巨大な鬼がいたが、R36にはカニと熊がいた。でかすぎないか?

苫小牧から大洗へ向かうフェリーを待つ。

いよいよ出航だ。シャワーを浴びて、乗船前に買っておいた回転寿し海天丸のすしを食べながら苫小牧の夜景を眺めた。

炎天下に置かれたすしは少し味が変わっていたが、もう帰るだけだから食べてしまった。

部屋にもどると隣のオヤジの鼾が尋常でなかったが、疲れに負けて寝てしまった。

 

 

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北海道ツーリング2012 12日目 厚田~札幌~洞爺湖

2012-08-19 | 

8/1(水) 雨のち曇時々晴れ

雨の中、テントを畳んで出発した。どこまで走れば雨があがるだろうか。石狩を過ぎて積丹へ再び行ってウニ丼を食べたいという欲求に駆られたが、積丹の天気はあまり良くなさそうだ。目指す洞爺湖への到着も遅れてしまうだろう。

まっすぐ洞爺湖を目指すことにした。札幌を通らなければいけない。久しぶりの都会だ。急に女性が煌びやかになった。

渋滞の国道5号を走っていて、とある交差点の赤信号で停まった。見覚えのある建物が斜め前にあった。

中島みゆきの母校、藤女子大だ。喫茶店ミルクに寄ろうかと思ったが、時刻はまだ9時なので営業時間までだいぶありそうだった。

札幌を抜けるとR230はすぐに山道となった。中山峠を越えて下っていくと羊蹄山が少しだけ見えた。

道の駅230ルスツに浪越徳治郎の銅像があると言うので寄ってみた。開拓の母の銅像があったが、徳治郎の銅像は見つけることができなかった。

次回のお楽しみとしよう。

洞爺湖畔を3/4周程していいキャンプ場があった。隣に温泉がある仲洞爺キャンプ場だ。時折青空が見える。今日は降らないだろう。

テントを広げて寝袋とともに乾かした。

温泉に入った後、キャンプ場に来る途中にあった肉屋直営のジンギスカンの店に行ってみた。店の玄関に近づいたら定休日での看板が下がっていた。

またもやセイコーマートでビールとつまみを買ってキャンプ場に戻った。時間はまだ3時だが、フライパンでつまみを焼きながら1人宴会が始まった。

洞爺湖温泉では毎夜花火が打ち上げられる。対岸で打ち上げられる小さな花火を見て眠りについた。

 

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北海道ツーリング2012 11日目 天塩~厚田

2012-08-19 | 

7/31(火) 曇り時々雨

昨夜は風と雨が強く、時々テントの雨漏りがするほどだった。雨漏りの修理をするのを忘れていたことを思い出した。

雨漏りは2カ所なのでタープの下にもっとテントを入れればオッケーかな。

雨の中を走りたくなかったので、もう一泊しようかなとぐだぐだとしていた。でも明日も天気は悪そうなので、思い切って南を目指すことにした。

キャンプ場を出たとき、時刻は10時をまわっていた。あまり遠くまでは行けないかもしれないが取りあえず南をめざした。雨はすぐに降り出した。

途中、羽幌の港に寄ってみた。ここから焼尻島への定期船が出ている。羽幌と焼尻は昨年のテレビドラマ「幸福の黄色いハンカチ」の舞台となった場所だ。

高倉健が演じた刑務所帰りの男の役を阿部寛が、倍賞千恵子が演じたそれを待つ女を夏川結衣が演じたのだ。僕は夏川結衣のファンなので訪れてみたという訳だ。

焼尻行きの船の値段は思いのほか高かったので、焼尻行きはまたの機会にとっておこう。

その後何度かひどい雨に遭い、かっぱを着ていても対向車にかけられた水しぶきで身体の中までびしょびしょだ。

道の駅おびら鰊番屋に東屋があったので、休憩のため寄った。バイクから降りてカッパを脱ごうとしていると、南からホーネット、北からVMAXに乗るライダーが入ってきた。

VMAXに乗るライダーは昨日宗谷岬と天塩のキャンプ場で会った人であった。ホーネットに乗ってやってきたのは今日が北海道を初めて走ると言う20代の若者であった。

初めて北海道を走ったときの感動は初めてのときにしか感じることができない。おじさんライダー達は羨ましがった。そして激しく道東へ行くことを勧めたのであった。

国道もいいけれど、国道から外れた道に君だけの風景がある、なんて言ってないけど言っちゃうぐらいの勢いだった。

旅の安全を願って別れ、それぞれの方向に走っていった。

その後も留萌の辺りまで激しい雨に何度か遭遇した。浜益までやってくると雨はまだ降っていなかった。そう言えばまだお昼を食べていなかった。

海鮮丼を食べて活力を取り戻した。もう写真を撮る余裕もなかった。雨の中の移動は思いのほか体力を消耗するのだ。

地図を見て今日の宿泊地を探す。近場で手を打とう。札幌の手前にある厚田のキャンプ場に泊まることにした。

キタキツネの群れる山を越えキャンプ場にたどりついた。テント1張り1000円、大人1人200円と今までのキャンプ場に比べたら倍ぐらいの値段だが、家族なら安くなるだろう。

アブが10匹ほどまとわりつくので閉口したが、長袖、長ズボンなので噛まれることはなかった。今日は風呂はなしだな。幸い町に我らがセイコーマートがあったのでビールとつまみを買ってきた。

この日、キャンプ場に宿泊するのは僕1人であった。静かな夜になりそうだ。しばらくすると雨が降ってきた。早く寝てしまおう。テントに入ってすぐ雷が鳴りだした。近い、1、2km離れているだけらしい。

たぶん大丈夫だけれどかなり怖い。それから雨が強くなってテントの雨漏りがひどくなった。タオルで濡れた場所を拭きながら過ごした。今日はめんどくさいので、降らないだろうとタープを張らなかったのだ。

雨漏りする場所にタオルを置いて雨に濡れないよう丸くなって眠った。

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北海道ツーリング2012 10日目 上湧別~宗谷岬~天塩

2012-08-19 | 

7/30(月) 晴れのち曇りのち雨

上湧別の五鹿山(ごかざん)公園キャンプ場をあとにして、オホーツク海沿いを北上していく。

紋別のセイコーマートから紋別に住む友人にメールをした。彼は今から職場へ向かうであろう。

ウスタイベの千畳岩に寄った。ブロック状の岩が並ぶ海岸だ。

横には広大なキャンプ場が広がっている。これで無料だ。枝幸町、えらい。

クッチャロ湖に寄ってエサヌカ線に向かった。エゾシカだ。

この風景を観終わってしまうのが惜しいので、エサヌカ線をゆっくりと流した。

そして本土最北端の宗谷岬へ。間宮林蔵が見つめる先には何があるのか。

ここで知り合ったVMAXに乗る兄さんはこれから天塩のライダーハウスまで行くと言った。僕は同じ場所のキャンプ場に行く予定だ。

レストハウスでホタテラーメンを食べた。なんてことないラーメンだが、ホタテがあるだけで気持ちは豊かになる。

宗谷岬の丘陵地帯を抜けて稚内へ向かった。北海道遺産の北防波堤ドームを訪ねた。戦前に鉄道の駅から樺太行きの連絡船の桟橋まで乗客がここを歩いたそうだ。

稚内から道道106号、オロロンラインの北部を行く。めでたく伴ちゃんのオドメーターが55,555kmとなった。

天塩のオトンルイ風力発電所で見慣れない光景に出くわした。手前から2基目のプロペラにクレーンが伸びている。

よって見たら先端で作業をする人がいた。うっひょー。人間てすごいな。

天塩のキャンプ場に着き、テントを張った。雨に備えてタープも張った。これから本格的に降ると言う。

その後は温泉に入り、セイコーマートでビールとつまみを買った。生活パターンに落ち着きが出てきたようだ。

 

チャンさん、

あのモニュメントです。裏からですが。

 

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北海道ツーリング2012 9日目 羅臼~知床峠~サロマ湖~上湧別

2012-08-19 | 

7/29(日) 晴れ

起きるともうすぐ6時であった。前日セイコーマートで買ったパンを食べて出かけた。ここのところ朝ごはんはこのパターンだ。

今日は知床の川でオショロコマを狙う。まずは羅臼から相泊まで釣りができそうな川を見てまわった。数本の川で釣りができそうであった。すでに1,2本の川には先客がいるようだった。

羅臼から20数キロ、行き止まりにある民宿くまやど、食堂の名を熊の穴と言う。以前ここで熊ラーメンと馬鹿ラーメンを食べたことがあった。

ここで行き止まり。

下りやすそうな一本の川に入溪した。ルアーをアユにしようかヤマメにしようか迷ったが、アユにしてみた。この辺りにアユはいないがまずはやってみよう。

橋下のこの淵ですぐに魚が追いかけてきた。このすぐ川下は海なのだ。これが知床の川だ。

対岸に渡ってキャストするとまたすぐに魚が追いかけてきてヒットした。これがオショロコマだ。イワナの仲間で北海道の渓流に住んでいる。金色の腹部、端が白い朱色の腹びれと尻びれ、美しい。

ポイントと言うポイントはほとんど入れ食い状態であった。300メートルぐらい釣り上がると大きな堰堤があった。上に行けるルートはなさそうだったので、次の川に行ってみることにした。

次の川にはすぐこのような堰堤があった。堰堤の深みには数匹の魚が見えた。見える魚はまず釣れない。魚からもこちらが見えているからだと思う。

その横には魚道が作られ、この上流でも魚道の工事が行われているようで立ち入り禁止の札が道にあったので、次の川を目指した。この写真の上に見える山は雲の中だ。

次の川も入れ食い状態であった。前の川のオショロコマの大きさの平均は15cmぐらいであったが、この川の平均は20cmぐらいであった。

17年前、知床の川でオショロコマを釣った。16年前には一匹も釣れなかった。いつまでも知床の川でオショロコマが釣れることを願って川を後にした。

7月、昆布漁が始まる。昆布を採る舟が何艘か見えた。昆布は洗って乾燥され、天日干しされる。この海で育ち、手間ひまかけられた羅臼昆布、おいしさの秘密を見た気がした。

キャンプ場に戻ってきた。オショロコマのために連泊しようかと思っていたのだが、苦労せず釣れてしまったことと、 キャンプ場に虫が多かったので出発することにした。

国後島を振り返りながら再び知床峠を越えた。羅臼岳は雲に隠れてしまった。

斜里の街でアンパンとミルクという黄金コンビのおやつで休憩し、網走の街を駆け抜け原生花園駅に到着した。この駅は夏の間だけの臨時駅だ。

原生花園には地味に力強く様々な花が咲いていた。ハマナス、エゾキスゲ、ハマフウロなどが咲いていた。

そして昨年も寄ったサロマ湖の北勝水産の直売店へ向かった。北勝水産の喫茶コーナーで人気商品のホタテバーガーを食べた。ホタテのご当地、揚げたてなのでうまいのは当たり前と言えばそれまでだが、ここを目指して走ってくるだけの価値はあると思う。

そして広い土産物コーナーでお土産を買った。サロマ湖産の北海シマエビの塩茹で、マスの筋子、ホタテ貝柱とツブがイの刺し身を冷凍便で家に送った。直売所だけあって驚きの安さだ。

暗くなる頃、上湧別のキャンプ場に着いた。街にある道の駅の温泉で汗を流し、またまたセイコーマートでおつまみとビールを買ってキャンプ場に戻った。

今まで晴天に恵まれてきたが、明日から天気が崩れそうだ。明日は宗谷岬へ向かう。

 

 

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北海道ツーリング2012 8日目 尾岱沼~開陽台~摩周湖~知床峠~羅臼

2012-08-18 | 

7/28(土) 晴れ

今日は羅臼に行ってオショロコマを釣ろうと思ったのだが、思いのほか空が晴れていたので開陽台と摩周湖へ行ってみることにした。

どちらも晴れているのと曇っているのではまったく景色が違う。道道975号、開陽川北線は牧場や畑の中を走る気持ちの良い道だ。

じゃがいもの花が満開だ。

開陽台直下の北19号線。

開陽台に到着した。今日は土曜日で観光バスも来ていた。地元のライダーもちらほら見えた。

陽気がいいのではちみつソフトクリームを食べた。この景色があればうまいのは当たり前か。

 干し草のロールが並ぶ。最近はこれにポリエチレンでできたラップをかけたロールが多いようだ。

 革パンツにライディングジャケットで今日も暑い。ジャケットを脱ぐと摩周湖の風は気持ちよかった。喉が渇いたので良く冷えたカットメロンを食べた。

第一展望台から北へ向かうと観光の車は激減するので、摩周湖沿いのスカイラインをおもいきり楽しんだ。

川湯の硫黄山に立ち寄った。ここの駐車場と摩周湖の駐車場はセットの駐車料金となっている。バイクは100円だ。

地熱でむっとした空気が漂っている。もちろん硫黄臭もする。

吹き上げる硫黄の煙。

レストハウスのテーブルにガムテープがおいてあった。温泉卵を向くのに使うらしい。

熱中症にならないよう水分はこまめに摂る。牛のおっぱい。乳をおっぱいと訳せばそうなるのか。

今日は屈斜路湖畔に泊まろうかなと思い、屈斜路湖畔を少し走った。

砂湯は砂を掘ると温泉が出てくる場所で、じわりとお湯が湧き出てくる。

キャンプ場と温泉が近い場所を探す。池の湯、無料の温泉だ。ちょっとぬるめで底には水草が生えていた。この横にあったキャンプ場は閉鎖されてしまったようだ。

和琴まで行こうかと思ったが、まだ太陽が高いので知床峠を越えて羅臼へ向かうことにした。

オシンコシンの滝に寄った。このすぐ横は海だ。急峻な沿岸部に知床に来たなと感じる。

知床横断道路を一気に駆け上り知床峠に到着した。風は涼しい。

国後島を見ながら羅臼の街へ下っていく。以前、熊の湯横の国設羅臼野営場には泊まったことがあるので、町営のキャンプ場に泊まることにした。

街で北海シマエビの塩茹でを一パック買ったら、おまけでズワイガニの足を同じぐらいつけてくれた。気前のよい親父さんであった。

温泉に入ってからキャンプ場に戻り、またまた一人宴会となった。エビとカニを黙々と食べてしまった。

 

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北海道ツーリング2012 7日目 納沙布岬へ

2012-08-17 | 

7/27(金) 曇

昨晩は飲み過ぎた。最後の方の記憶がない。千鳥足だったことは覚えているのだが。

キャンプ場の目の前の野付湾ではシマエビを穫っていると思われる何艘かの舟が見えた。

次々と出発する昨夜一緒に飲んだ友人たちを見送った。また会えるかはわからない。

今日はまだ訪れたことのない根室半島の先っぽまで行ってみた。

道の駅スワン44ねむろで休憩した。根室はドラマ南極大陸のロケ地だったとのことだ。昭和基地のセットも作られたらしい。

バスを改造したキャンピングカーが止まっていた。車体に大きく日本列島夢の旅と書かれている。

昨日、霧多布で出会ったおじさんが言っていたのはこの車のことだろう。おじいちゃんおばあちゃんと孫の旅人らしい。

根室の街を抜けると牧草地や湿地帯が広がる。返せ!北方領土と書かれた看板をよく見かけた。アザラシの親子の笑顔が優しすぎる。

おうまの親子もいた。子馬はかわいいな。連れて帰りたいくらいだ。

本土最東端の納沙布岬にやってきた。以前はここまでバイクで入れたようだ。

巨大なモニュメント「四島(しま)のかけ橋」

道東や道北は普段意識することのない国境や外国をを意識する数少ない場所だ。

根室の街へ戻り、花まるという回転寿しで北海の幸を堪能した。北海道の回転寿しはネタが新鮮で侮れない。

締めに花咲ガニの鉄砲汁を頼んだ。花咲ガニが入って273円、さすが本場である。

その後根室本線沿いに厚床まで行った。そこからR243とR244で北上し、オホーツク海に出た辺りから始まる道道475で風蓮湖の奥まで行ってみた。

ものすごい自然豊かなところなのだが、しっかりと暮らしている人達がいた。

尾岱沼のキャンプ場に戻って温泉に向かった。昨年、今年と共同湯の浜の湯ばかり入っていたので、今日はキャンプ場に近いシーサイドホテルの温泉に入ってみた。

金曜日の夕方だが、客はおらず貸し切り状態で温泉を楽しんだ。内湯はちょっと熱めだったので、蚊やブヨにいっぱい刺された身体に衝撃が走って驚いた。ちょっと危険だと思ったので露天で身体を冷やした。

またまたセイコーマートでつまみとビールを買ってしこしこと飲んだのであった。

キャンプ場から見た夜の尾岱沼の港は幻想的だ。

 今日の走行距離は253kmであった。明日はどこへ向かおう。

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北海道ツーリング2012 6日目 糠平~釧勝峠~厚岸~霧多布~尾岱沼

2012-08-15 | 

7/26(木) 晴れ時々曇り

今日はもっと道東へ向かう。糠平から足寄方面に向かって走っていたらいい感じの川があったので、橋の上からのぞいてみた。

橋の下のふちに20cmぐらいの魚が数匹泳いでいるのが見えた。一瞬この川で釣りをしようかと思ったが、明るいうち(15時とか16時)に宿泊地につくためには時間が足りない。知床で釣りをする予定なのでここのところはがまんしておこう。

足寄の街をパスする道道沿いにジャガイモの花が一面に咲いていた。ジャガイモの花は今頃咲くんだ。

今日も快晴で汗ばむほどだったが、R392の釧勝峠を超えたら気温がぐんぐん下がっていった。

海沿いの白糠の街で給油したらスタンドの若者が伴ちゃんのヘッドライトやスクリーンを拭いてくれた。

ありがとうございます、スタンドで拭いてもらうのは初めてですよ、と言うと笑っていた。彼らは今日の気温は暑いくらいですよと言った。普段の寒さは呪われているとも言った。道東の海沿いは海流や霧のため気温が低い。このため良い漁場でもあるのだけれど。

子供のころ遊んだ鉄道で旅をするゲームで北海道は好きな地であった。大楽毛駅、なんとも力の抜ける地名だ。

駅前の自動販売機には温かい飲み物も売っている。

前述の旅ゲームで知った厚岸のかきめしへの思いをこめて釧路の街を抜け厚岸駅に向かった。

30数年の時を経ていよいよその思いが実現する。キオスクにまっしぐらに突入し、かきべんを購入した。

昼下がりの待合室でかきべんを喰らうおっさん(僕の事ね)の顔は明るく輝いていたに違いない。

厚岸から霧多布に向かう海沿いの道は快走路だが、霧が出て気温はあっという間に20度以下になった。

火散布(ひちりっぷ)の町で昆布を干していた。この後訪れた根室や羅臼でも家族総出で昆布を干している姿を何度か見た。

霧多布湿原の琵琶瀬展望台から。休憩後出発しようとしたときにひとりのライダーが到着した。

これから根室をまわって北へ向かうと言う。どこに泊まるか決まっていなかったようなので、今日泊まる予定の尾岱沼のキャンプ場を教えてあげた。

なぜそこに泊まるのか聞かれたので、野付湾で7月末までしか行われていない北海シマエビ漁にあわせて生のエビを食べることと、いい温泉があるからだと答えた。

たぶんヒメオウギアヤメだと思う。奥まで歩いていくとエゾカンゾウが咲いているとのことだったが、遠目では黄色い花はあまり見えなかった。

霧多布から別海へ向かう道道123はこれが北海道という景色が広がる最高の道路だ。海から少し内陸に入ると霧が晴れた。

これは牧草の広がる丘だが、これ以外に写真では表せない景色がずっと広がっているのだ。

尾岱沼のキャンプ場についてテントを張って、漁協の直売所に生の北海シマエビを買った。

その後、浜の湯であせを流し、セイコーマートでつまみ、ビールそしてワインを買ってキャンプ場に戻った。今日の走行距離は320kmであった。

1人でご飯を食べていると隣のおじさんが、火があるから後で来なよと誘ってくれた。後で寄らせてもらおう。

そして日が落ちる頃、霧多布で会ったおじさんがようやく到着した。おじさんに取っておいたエビを食べてもらった。

シマエビは生でもいけるが、塩茹での方がいっぱい食べられるので、明日以降茹でたやつを食べよう。

2人で話をしながら盛り上がっているとおじさん、おばさんと孫のキャンパーが仲間に加わった。

そのうち焚き火のおじさんも加わって大盛り上がりとなった。70代、60代、50代の諸先輩は元気いっぱいの気持ちいい人達であった。

死んでいなければ5年後の今日、またここで会おうと言ってお開きになった。

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北海道ツーリング2012 5日目 糠平~三国峠~幌加温泉~糠平

2012-08-14 | 

7/25(水) 晴れ

今日は雨だと思っていたのだけれど晴れた。

朝、ゴム草履で歩いていたらクモみたいな奴が何匹か足に飛びついてきた。痛っ!と思って払いのけた。マダニであった。

そして、ぐだぐだとしていたらみんな旅立ってしまいキャンプ場に僕一人だけになってしまった。

お昼ご飯を食べにR273を三国峠PAまで走り倒して来よう。

この時期、糠平湖のタウシュベツ橋梁は頭だけ見える。

高速で走れるワインディングロードのR273。荷物を下ろして軽くなった伴ちゃんで、あっという間に三国峠PAに着いてしまった。

松見大橋の写真を撮るために今登ってきたR273を歩いて下っていく。思ったより距離があって、おまけに炎天下、汗だくになってしまった。

道路の脇には小さな花がたくさん咲いていた。いままで初夏に北海道を訪れたことがなかったのだが一斉に咲く花に驚いた。

もう時期的には終わりだが野生のルピナスが咲いていた。今まで花屋でしか見たことがなかった。ちなみに外来種だ。

コウリンタンポポ、こちらも外来種とのことだ。

松見大橋を走るバイクを撮りたかったのだが、なかなか来ないので途中で諦めてしまった。それにしても雄大な森だ。

三国峠PAに戻り、アイスコーヒーとカツカレーを頼んだ。コーヒーは注文を受けてから豆を挽くので香りが良い。

暑かったのでカレーの前に一気に飲んでしまったが、カレーを食べた後でゆっくりと楽しみたい味だ。

カツカレーはボリュームも味も文句無し。がっつりと食べられる幸せ。

外に出て、伴ちゃんの横に停められた、四国からやってきたラリー仕様の車の親子のお父さんと少し話をした。写真を撮ってあげると言うので撮ってもらった。

お返しに親子の写真を撮ってあげた。今回自分が写った写真はこの時と宗谷岬で撮ってもらったもう1枚だけだ。

白樺の林を突き抜ける直線道路。つい立ち止まってしまう。

途中、地図上にあって気になっていた幌加温泉に寄ってみた。

こちらの旅館は残念ながら昨年のはじめに閉館となってしまったそうだ。

こんな記事を見つけた。オーナーの思い。頑固親父の旅館、客を仲間や家族のように思って接していたそうだ。

こちらの湯治宿はもっと前に閉まったようだ。

露天の文字につられて覗いてみたが、やはりなにもなかった。

そして、一番奥には今もやっている鹿の谷と言う素泊まりの宿があった。後で知ったのだが素晴らしい湯とのことなので次回寄ってみたい。

糠平源泉郷のキャンプ場に戻り、歩いて温泉と買い出しに出かけた。だんだんと夕食は簡単なつまみと酒だけになっていく。

今日の走行距離は69kmであった。

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北海道ツーリング2012 4日目 富良野~帯広~ナイタイ高原~糠平

2012-08-13 | 

7/24(火) 晴れ

キャンプの朝は早い。北海道だと日の出も早い。のろまな僕も3時間あれば朝ご飯を食べて出発の準備ができる。

今日も天気は上々だ。日向はすでに暑い。

今日は帯広に向かい、その後は帯広で決める予定だ。途中、北の国からで純とシュウがデートした鳥沼公園に寄った。

ナビに一般道優先で帯広駅と入れて進んでいたらいつのまにかダートになってしまった。うーむ。事前にルートは見ておこう。

暑いので、休憩時の冷たい飲み物はありがたい。普段はブラックか微糖だが、北海道限定ものにはつい手が伸びてしまう。

お昼に帯広に着くことができた。やっぱりお昼はぱんちょうの豚丼だろう。食後のデザートのために今回は肉5枚載せの梅だ。

2人席で相席となったので、ちょっと見かけた一人旅の女性と一緒になれるかと思ったら、汗だくのおっさんライダーが席に着いた。

定年を迎えて、憧れの北海道に初めてのツーリングにやってきたのだという。おっさんライダーとツーリングの話で盛り上がった。

次に向かったのは六花亭の本店だ。お目当ては左のさくさくパイ。店頭でしか買えない一品だ。ちなみにコーヒーは無料だ。

食べ終わったらお土産を見繕ってクール宅急便で家に送った。六花亭のお菓子は我が家の笑顔の素なのだ。

さて、何処へ向かおう。東へ向かうことは決まっている。曇ってきたが、ナイタイ高原へ向かった。曇っていても楽しい道だが、晴れていれば最高だろう。

牧場からはうっすらと十勝の大地を見ることができた。

そろそろ今日のキャンプ場を決めよう。明るいうちに到着できる幕営地を探す。行き先は糠平源泉郷となった。やはり温泉ははずしたくない。

国設ぬかびら野営場に着くとオオクワガタのメスが飛んできた。

17年前に泊まったときと比べると木々がだいぶ育ったようだ。今夜と明日は雨の予報なので、明日は移動せず2泊する予定とした。

テントを張ったら温泉に向かう。ここ湯元館はライダーに優しい宿で、素泊まりなら1500円だ。

設備はいまいちだが、広い内湯と川沿いの露天は豊富な湯量で申し分ない。露天に入って17年前もここに入湯したことを思い出した。

入浴は僕ひとり。優雅なひとときだ。風呂から上がって汗を拭きつつ外に出たら隣に泊まっていたZZR1400のリアタイヤがパンクしていた。

丁度外食のために出てきた持ち主にパンクのことを伝えることができた。明日、ゆっくりと考えると言う。

酒屋でつまみに鮭とばとビールを買ってキャンプ場に戻った。

今日の走行距離は233kmであった。

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北海道ツーリング2012 3日目 上富良野~中富良野~富良野

2012-08-12 | 

7/23(月) 晴れ

今日もいい天気だ。ゆっくりとパン、スクランブルエッグ、イタリアン野菜炒め、コーヒーの朝ご飯を食べて出発した。今日は富良野界隈をぶらぶらする予定だ。

最初に向かったのは北富良野のパノラマロードだ。十勝連峰を見渡せる北21号。この道と交差する西3号を走ってラベンダーで有名な中富良野のファーム富田に向かった。

立ち止まると暑く、走っていると気持ちいいくらいの陽気だ。丘一面に咲くラベンダーの花が見えてきた。

まだ9時をまわったばかりだが、ファーム富田は観光客で賑わっていた。バイクを駐車場に止めると目の前にカットメロンやメロンソフトの文字が飛び込んできた。

早速富良野メロンを食べた。甘くて瑞々しい。おなかいっぱい食べられそうだ。

ラベンダーの畑を少し歩いてみた。ラベンダーってこんなに紫なんだと妙に感心する。

写真の花嫁は中華系パンフレットの撮影のようであった。

これは大麦、ビールになるえらい奴である。

飛んでいたトンボがすっと止まった。そっと近づいてみた。

やはり暑い。革パンツは歩くのには全然適していない。ここはラベンダーソフトだろう。

ドライフラワーの舎と呼ばれる店は多くのドライフラワーが飾られ豪華であった。

次に向かったのはベベルイにある原始の泉だ。ここはかなりわかりにくい場所にある。

一度通過してしまい、また戻ると可愛い木偶が出迎えてくれた。

ちょっとだけあった木陰に伴ちゃんを停めた。

そして十勝連峰から湧き出る水をがぶがぶと飲んだ。甘し。

次に向かったのは麓郷だ。北の国からの中畑木材の前で地井武男さんのご冥福を祈った。ちい散歩で家の近くの隠れスポットを知り、訪ねたこともあった。

小野田そば屋で昼食を取った。北の国からで草太が殴り合いの喧嘩をしたのはこの店の前だったのか。

ざる天(野菜のかきあげ)を食べた。ほっとする味だ。タマネギの天ぷらの甘さが際立っていた。

店内の壁はサイン色紙で埋め尽くされている。

全国から訪れたファンの名刺やメッセージカードなども沢山貼られている。

ここからは北の国からのロケ地巡りだ。最初に向かったのは麓郷展望台、ふらのジャム園の奥にある。途中、五郎が熊にあった場所とか、純と蛍が歩いた場所などを過ぎて展望台に着いた。

あまりにも暑いので、ちょっと木陰を散歩した。でも暑い。再びファーム富田にいた中華系パンフレットの撮影隊を見かけた。後に寄った北海道の名だたる観光地は中国や韓国からの訪問者に支えられていた。

この展望台からの帰り道はまだ舗装されていないので、バイクは危険と登り口に書かれていた。オンロードで向かう人はちょっと気をつけよう。

次に向かったのはニングルの森だ。ダートだが仕方あるまい、前に進むのだ。このあたりが純や蛍がUFOを見た場所らしい。

熊と出会わないようエンジンの音を時々上げて走った。

もう伴ちゃんは限界だろう。このあたりで引き返そう。

五郎達がピクニックをした布部川の流れは清らかであった。

砂利道を走ってホイールがすっかり白くなってしまった。再び原始の泉に寄って喉を潤した。

美瑛だけでなく富良野にもこんな丘がある。

最後に大里れいの家に寄った。現在は空き家のようで、納屋が朽ち果てていた。時は確実に流れている。

キャンプ場に戻り、歩いてフラヌイ温泉とスーパーに向かった。昨夜、蚊にたくさん刺されたので蚊取り線香も購入した。

夕飯は麻婆なすと牛タンサンドを食べた。

ここのキャンプ場はWi-Fiが使えるので、食後にツーリング友達のvansさんの日記にコメントしてみた。後にも先にもWi-Fiを使ったのはここだけであった。

今日の走行距離は86kmであった。 余裕のある一日だったな。

 

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北海道ツーリング2012 2日目 積丹、ニセコ、夕張を走り尽くして富良野へ

2012-08-12 | 

7/22(日) 晴れ時々曇り

小樽港に到着した。晴れてはいないが雨が降っていないのでよしとしよう。今日は上富良野のキャンプ場に泊まる予定だが、ルートはまだ決めていない。

まずは運河を見ておこう。早朝の運河は空いているので写真を撮ったり絵を描いたりするする人が多かった。

小樽には石造りの古い建物が多い。街を歩いて散策するとよさそうだ。

たっぷり時間はあるので、早朝から営業している海鮮の店がある隣友朝市に向かった。3軒ある店のうち営業していたのは「味さき」1軒だけで10人程の人が並んでいた。今日は日曜なので市場は休みだったのだ。

待っている間、同じくライダーの人と話をした。彼らは北へ向かうと言う。偶然その人は僕と同じ苗字だったので、お店の人に1人の〇〇さん、2人の〇〇さんと呼ばれた。

注文したのは巴丼だ、先に注文を取ってくれるので、席に座るとすぐに出てきた。朝(5:30)から雲丹、イクラ、帆立で豪華な三重奏、美味いぞ!スプーンが付いているのがにくい。これでイクラも楽々食べれるのだ。

雨は大丈夫そうなので積丹半島へ向かった。ここは雲丹の名産地。こうして雲丹を捕っているのだ。

早過ぎて神威岬の駐車場に向かう道が閉まっていたので、遠くから眺めた。晴れていれば積丹ブルーと呼ばれる海だ。

積丹半島をまわった後、岩内へ向かった。岩内は中島みゆきが幼少期を過ごした町だ。

最初に港へ向かった。幼いみゆきが見たかもしれない海だ。

その後、町の中を少し走って街の空気を感じた。落ち着いた感じがする街だった。

岩内からニセコに向かうニセコパノラマライン(道道66)から岩内の町と海を見下ろした。

ニセコパノラマラインは17年前に走ったことがあるはずだが、どんな道だったのか記憶になかった(記憶力悪し)。

実はライダー垂涎のワインディングロードだったのだ。景色が良くて空いている。いかにも走ってる感じの地元のバイクも何台か見た。

峠を越えるとちょっと霧が出てしまったが、雨にならなければそれでいい。羊蹄山はかたちの良いかわいい山だが、残念ながら雲の中だ。

尻別川にかかる橋にあった注意書き。民家がなくてもごみは投げ捨てちゃいけない。

お昼前であったが、お腹が空いてきたのでR276沿いの道の駅フォーレスト376大滝できのこ汁と焼き餅を食べた。

ここのトイレはどこもかしこも御影石で超立派な造りだ。入り口には自動伴奏のグランドピアノまであるのだ。

その後R276は支笏湖沿いを走るのだが湖は殆ど見えず残念であった。支笏湖から千歳に向かう道道16は木々に囲まれた清々しい直線道路であった。

千歳で道の駅サーモンパーク千歳で休憩した。すっかり晴れて気温はぐんぐん上がって汗だくだ。ツーリング時の服装は寒い方にあわせたので、今回下は革パンツ、上は春夏のジャケットだ。さすがに30度だと暑い。

豚の丸焼き!?是非食べてみようと聞いたところ、今日はないそうだ。うーん残念。

代わりにミニボンバーなる焼き肉と黄色いプチトマトを食べた。

千歳から夕張を経てR452へ入った。今年夕張シューパロダムが完成するため、旧R452はすでに走ることができなかった。昨年走った旧R452は荒れた路面もあったが、好みの渋いワインディングロードであった。

三弦橋が見えるポイントで、地元のおじちゃん達と話をした。バイクは疲れるだろ、良く乗るね。好きじゃなきゃ乗ってられませんよ。

奥に見えるのが三弦橋、下に見えるのが旧R452だ。新R452はまるで、高速道路のようだった。

R452から道道135で富良野に入った。今日は富良野で北海イカダ下りIN空知川が行われていたのだが、すでに終了していた。

富良野から上富良野のキャンプ場に向かった。富良野の街はとっても暑かった。ここは北の国なのに。

キャンプ場についてテントを張ったらすぐ近くの温泉に向かった。北海道の温泉施設はのんびりと出来るところが多い。

温泉から出たら夕食の食材を買いにスーパーに向かった。ビールは欠かせない。メインは北海道産じゃないけど、カツオの刺身。

野菜も食べなきゃね。定番のイタリアン野菜炒め。

締めはうどんだ。

泊まったキャンプ場がある日の出公園で、上富良野の花と炎の四季彩まつりが開かれていた。せっかくなのでまつりを見に行った。

行灯パレードと呼ばれる山車がぐるぐる会場を回っていた。

ガンダム、宝船、弁慶、招き猫などの行灯を大勢の男達が引っ張っていた。

そして締めは花火大会だ。ほとんど真上に上がる花火の迫力は満点だ。

宇宙を感じさせる花火が多かった。

200~300m先で花火が打ち上げられるのだ。

いいものを見させてもらった。ひとりで見るにはもったいない。

そして一日目の夜は更けていった。今日の走行距離は445kmであった。

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北海道ツーリング2012 1日目 新潟からフェリーで出発

2012-08-11 | 

7/21(土) 雨のち晴れ

昨年に続き、今年も北海道を訪れることができた。往路は昨年同様、新潟発小樽行きのフェリーで向かうことにした。この航路は早朝に到着できるのと料金が安いのが魅力だ。

フェリーは朝10:30に出航するので、家を4:15に出発した。家から新潟港までは350km、明け方の関越自動車道をひた走る。埼玉に入ると雨足が強まり、群馬では何度か土砂降りとなった。

じっとこらえて走り続けた。昨日仕事から帰って荷造りを始め、終わったのが2:00であったので、あまり寝ていないが眠さはない。

県境の長いトンネルを抜けると雨は弱くなって、信濃川を見下ろすPAでレインウェアを脱ぐことができた。

かなり雨が降ったのだろう。信濃川の水が濁っている。

家を出てから約5時間で新潟港に到着した。乗り場には30台近いバイクがすでに停まっていた。

いよいよ乗船だ。フェリーの中はこんな感じで、壁沿いにバイクが留められる。

荷物を降ろし、船内に持っていく荷物を仕分けて、宿泊するフロアまで階段で昇ったらもう汗だくだ。

すぐにシャワーを浴びて汗を流した。そしてサッポロクラシックを売店で購入した。ひっひっひ。

暫くして、新日本海フェリーのお楽しみ、ビンゴ大会へ向かった。昨年は2等のクッキーが当たった。今年はかすりもしなかったが、ビンゴ大会をしきるスタッフの会話が楽しいので大満足だ。

天気がいいのでちょっと外へ出てみた。乗客から餌をもらうためにカモメが近づいてくる。近くで見るとなかなか鋭い眼光をしている。

お昼ご飯はカツ丼。冷えたビールってなんでこんなに美味しいのだろう。

夜ご飯は秋刀魚のフライと鶏肉の照り焼き。

高カロリーの食事で明日からの旅に備えた。すでに約15kgの脂肪を携帯しているのだが今は忘れよう。

復路のフェリーとすれ違う。波と風がやや強くなってきた。

通路脇の椅子に座って眠くなるまで本を読んだ。この本を開くのは昨年の北海道ツーリング以来であった。いったいいつ読み終わるのだろう。

眠くなったので部屋に戻って眠りについた。フェリーの相部屋は開放感と旅の雰囲気があるのでけっこう好きだ。

 

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リフレッシュできたのか

2012-08-09 | 

日曜日の昼下がり、いつものバイクショップにオイル交換にでかけた。途中片側3車線の国道で、前輪がもげて車種の判別ができないぐらい壊れたバイクが転がっていた。直進してきたバイクが右折車に突っ込んだものと思われる。

すでに警察と消防が到着していて、ライダーの姿は見えなかった。無事であることを祈る。その後、いつにも増して周りに目を配りながらバイクショップに向かった。

バイクショップに着くといつものスタッフが出てきたので、オイル交換に来たことを伝えると、サイクル早いですねと言った。そう、この前オイルを交換したのは3週間前なのだ。

このおっさんは何してんだろうと言う感じで、スタッフの頭のまわりに???マークが浮かんでいるようだったので、北海道に行っていたことを告げた。

ということで、北海道にツーリングに行った日記を書いていこうと思う。

今回の旅は往復のフェリーを入れて14日間で、比較的にのんびりと過ごしたのであった。なぜ14日間も行けたのかと言うと、昨年めでたく勤続20年となり今年リフレッシュ休暇なるものを取得したのだ。

同期のほとんどが会社を去ってから久しい。何度か辞めようと思ったこともあるが、職種が変わったり環境が変わったりする中で、結構好きにやらしてもらってここまできたのだと思う。

こうしてぶらぶらとバイクで旅ができる環境にいることは希有で貴重なことなのだ。だから多方面に感謝しつつ、思い切り遊ぶのである。遊び過ぎたおかげで、出社日には目眩を覚えながら仕事場に向かったのだ。

 

期間: 2012/7/21 - 2012/8/3

走った距離: 3,369km (道内2,878km)

費用: 140,000円
内訳 高速料金   7,000
   フェリー代  42,000
   ガソリン代  22,000
   キャンプ代  6,000
   温泉代    6,000
   食費     33,000
   酒代     6,000
   お土産    15,000
   雑費     3,000 


 

 

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