5/1(火) 晴れのち大雨(泣)
ゴールデンウィークを目前に風邪をひいてしまった。かなりへたってしまって、バイクに乗る気力も失くしていた。
前半に3泊4日で福島、山形、秋田、青森、岩手、宮城とぐるりと桜を求めて一周しようと思っていたのだがとても無理だった。
そして体力が回復すると途端に出かけたくなった。いい兆しだと思う。日帰りなので目的地は福島だけに絞り桜巡りをしよう。
平日なので通勤時間帯を避けようと思い、早起きして4:45に家を出た。丁度ビルの谷間に太陽が昇ってくるところだった。
常磐道と磐越道を快走して小野ICで降りると道路脇の桜が満開で迎えてくれたので大笑いした。
最初に向かったのは三春の滝桜の子孫と言われる永泉寺の桜だ。樹齢は400年。優雅な姿だ。
もうすぐ端午の節句だ。忘れてた。一匹ウン万円だとして。。。幟もあるし。まぁ、値段ではないな。
バイク遊びもそんな感じで計算しよう。
そして三春の滝桜へ向かった。
落花著しいってどんなんだ。ありゃ。売店のおばあちゃんが3日前はすんごかったよ、と言っていた。
花は散ってもその存在感は大きい。なんてったって樹齢1000年。
この幹がすべてを物語っている、ようだ。
次に向かったのは阿武隈川の飯野堰堤だ。ここも桜で有名な所だ。道路脇が桃色になっていた。風に揺れる提灯。桜の見頃はすでに終わっていた。
気を取り直して次の予定地の花見山に行ってみよう。現在山自体は養生中で入れないのでまわりを散策する。
それにしても暑い。気温は26度。冬期登山用タイツに革パンツ、フリースに冬用ジャケット。
すでに汗だくだ。お前はどこから来たのだ?ちょっと着過ぎだがこれが後々福となるのだ。
花見山付近の桜はしだれ桜を残してほぼ終わっていたが、桃が満開であった。
他に綺麗な花もあったが、残念な事にカメラがモノクロモードになってしまっていた。
火照った身体を冷やすのには高い所が一番。吾妻磐梯スカイラインへ向かった。
昨年訪れた時はまだ開通していなかったのだが、今年は開通が早くなったのだ。
雪の壁もまだ残っていた。
会津若松の手前でお昼ご飯だ。元祖清水屋。元祖と付けると商売が繁盛するのだ。
ここは2年前に訪れたので、もう一度その味を確かめにきたのだ。
天ざるに饅頭の天ぷらを付けた。せっかくなので、いか、にしんをはさみでちょきちょき。
蕎麦は塊になっていたのでこちらもはさみでちょきちょき。冷麺みたいだな。
天ぷらはどれも80円とお手頃価格だ。運転しなければ、にしんの天ぷらで一杯やるのもいいだろう。
まわりには何件か同じ感じのお店があるので、今度は他の店にも入ってみよう。
次に向かったのは鶴ヶ城、その前に石部桜に寄ろうと思ったのだが、調べた場所を忘れてしまったので、代わりにちょっとクネクネして行こう。
R294からK374へ入った。地図で見て異様なクネクネ度なので気になったのだ。やはり好き者御用達の道であった。
鶴ヶ城に着くとなんとバイクは駐車無料で、門の近くに停められるのだ。大きな石造りの擁壁に圧倒されながら本丸に入った。
桜はすでに終わっていたが、大勢の人で賑わっていた。
お城ボくん、随分可愛い奴だ。争いのない世界の象徴のようだ。
これが1965年に再建された天守閣だ。窓が少ない印象だ。
桜はどこへ。ここにいたのだ。
最後の目的地、大内宿に向かった。なんとここもバイクは無料で駐車できた。
お菓子、餅、蕎麦、地野菜、民芸雑貨などが売られた茅葺き屋根の家が立ち並ぶ。
天気も良くとても賑わっていた。桜の蜜を集める蜂を眺めながら玉こんにゃくを食べた。
ここは家族や友人と訪れると楽しいだろう。冬に民宿に泊まるのもいいかもしれない。
それにしても暑い。また汗だくだ。さて家に帰ろう。R118で須賀川方面に向かっていると雨が降ってきた。
防水の効いたジャケットを着ている事をいいことにそのまま走っていく。途中右折してK37で白河方面に向かった。
雨足は強いがK37はなかなかの快走山岳路だったので走りも楽しい。是非晴れた日に走ってみたい。
白河の街で給油して東北自動車道に乗った。最初のSAでカッパを着よう。もう限界だ。
身体が温まるのを暫く待って出発した。ものすごい豪雨の中を巡航した。ヘルメットの中に水が滴る。
首都高に入ってスカイツリーが見えると帰ってきたなぁと安堵してたらたらと家を目指した。
途中で夕飯を食べて家に着いたのは21時前だった。今日の走行距離は763km、伴ちゃんのオドメーターは50,798kmとなった。
久しぶりにルートマップを作ってみた。ツーリング馬鹿に復活した感じの一日であった。