土手でも場所場所によってはびこる雑草が違う。時期それぞれに変化を見るのも
植物の種類を見るのも面白い。何より群生している花は草でも美しく
一服の絵を見るようで心が豊かな気分になる。
この土手の斜面のピンクは赤つめ草が覆っている。
白い穂はアマネと言って根が甘い。穂は若いうちには食用になる。子供の
頃のひもじい時代、土手に遊びに行ったら、みんな競ってまだ苞に包まれた
若い物を見つけて食べた。全然味は無いのに・・・・・・。
こんな美しい景色の中で最後は眠るようにして死にたいなぁと、
思うことがある。西行法師の(願わくは 花の下にて 春死なむ・・・・・・)
を知ってからかなぁ。いつもそんな場所を探している私がいる?
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私の原風景の土手は全然無い。強化工事が次々されてその都度幅は広く
なっていく。植物も変わっていく。あの頃の土手を忘れそうだ。でも
いつも土手と共に有るような私だ。
散歩をしない若い頃も、何かにつけては土手に行った。節目節目を
いつも見続けてくれているのは土手かな?有難うね。
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