娘の妊娠が分かって、良い機会なので煙草を止めるように主人に
言った。爺ちゃん孝行な孫だと思ったわ。ところが止めたと言い
ながらいつまでも止められなかった。
それでもやっと止めたと思って安心していた。主人は糖尿病や狭心症等、
煙草の為に余計悪い状態を引き起こす病気を幾つも持っている。お金を
払って自分の寿命を縮めるなんて、なんて馬鹿馬鹿しいことなの!
ところが今月初め頃から、ほんの時々すれ違い様に煙草の臭いがする。
「お父さんまさか吸ってないよねぇ。」「あぁ、もうすっかり止めた。」
「煙草って、いつまでも体に染み付いているもんやねぇ。」「そうや
なぁ。」私はすっかり騙されていた。
昨日現場を見た。庭の片づけをしている主人の所に、用事で急に行くと
(うん?ライターを持っている。反対の手を隠している。まさか!)
そのまさかだった。
「残りが出てきたので・・・・・・」「そんなの焼いてしまえばいい
でしょ!」「はい、焼きます!」返事ばっかり。今からこの人信じら
れるかなぁ?不安になった。
可愛い初孫の為なら、煙草なんてすぐ止めると思ったが、甘かったか。
なんだか怒る元気もなくなった。それくらいショックだった。
全ての事に感謝します。有難うございます。許して下さい。ごめんな
さい。すべてのことを愛しています。毎日この言葉を神仏に唱えながら
煙草の事があるせいか、他の事でも言い合ってしまった。悲しい!