数日前のことYOUTUBEからチャンネル登録の案内が来た。
米国の方だろうか、お品のいい白人系女性の写真とエキゾチックなお名前で私のチャンネルを登録してくださったという。
音楽中心のチャンネルを登録されたことが、私の志向する音楽性に共感されたということなら嬉しい。
インターネットの普及でYOUTUBEにUPされた映像に、世界中からアクセスが可能になった。
そのアクセス数が視聴のバロメーターであり、何百万件、何十万件というアクセスを集めるサイトがある。
高アクセスはさらにアクセスを呼ぶことになり、それはビジネスの場として機能する。
音楽提供側としては著作権問題があり、作品を無償で提供したり、されることには抵抗があった。
一方で見る側からすれば、コレクターの手に収まっている貴重な映像、音源を自由に視聴できることはありがたい。
レコード会社や著作権者たちによる違法UP映像の削除など取り締まり圧力も強いが、お構い無しに投稿される映像も後を絶たない。
そして放送番組のエアチェック映像やライブでのスケッチ映像などから、最近では公開を前提として撮影、収録された高品質ものをUPするケースが増えてきた。
画像が荒い、音質が期待できないといった問題を解消するかのように、スタジオでの収録映像をきちんと提供する。
若干ライブ感を犠牲にしたとしても、高画質、高音質で提供される音源は嬉しい。
さらにUPされた映像を介したコメントのやり取りも、ファン同士、またミュージシャンとファンとが触れ合う良い機会となる。
問題は映像、音源と、ビジネス商品との連携がとれているか、だろう。
ライブを観に行って気に入ったらCDを買って帰るという図式がネット上で実現できればいい。
自身の経験では映像を見て気に入ったら、結局音源を買い求めることになる。
今ネット配信によって音源は簡単に購入、入手できる。
ジャケットや歌詞、ライナーノーツなども見たい要求もあるが、安価であれば音楽配信は時代の要求であり、主流になっていくと思う。
著作権侵害だから映像を削除するという紋切り型のやり方はファンを減らすことになりかねない。
人気があるのならむしろ公開PR版を積極的に公開し、買いやすくした方がいいと思う。
インターネットを介して限りなくワントゥワンに近づいてゆく音楽ビジネスは、その昔、ドサ回りの旅芸人たちが田舎の村に逗留しておひねりを頂戴する、あの臨場感あふれるやり取りの再現のようだ。
残念なのは、ハンドルネームを使わざるを得ない世の中の実態と、言葉の不自由さ。
音楽を通じて触れ合う心を通わせたい思いは充分あるのだが、数行の英文から様々な要求や駆け引きが行われているのも実態だ。
ビートルズが来日した際、加山雄三氏が訪問した。
彼らが缶詰になっていたホテルで銀座月光荘の絵の具が提供されて四人が絵を描いたそうな。
花瓶の置かれていたセンターの空白にサインが寄せられたその記念すべき絵画は、2億4千万円だとか。
彼らにすき焼きの食べ方を教えたという加山さんもまた我々少年時代の憧れだった。
インターネット、技術の進化と変わらない人間の営みとの双方を思いやる。
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