ひょんなところで「ハワイコールズ」の話題が出た。
ウェブリー・エドワーズのラジオ番組「Hawaii Calls Show」のことだが、母校の高校の文化祭のイベントでハワイアンバンドのテーマに使われていたほど、ハワイアン音楽ファンには懐かしくインパクトのある言葉だ。
荘重でゆったりしたリズムの上にミュージカルのような歌やコーラスが延々と展開される。
ロックの洗礼を受けた世代には我慢ができないくらいの超スローな演奏が印象的だ。
「アルフレッド・アパカ」はそうした時代の寵児、アメリカで言えば「アンディ・ウィリアムス」みたいな存在だったのだろう。
ゆったりとしたリズム、丁寧な歌い方とソフトな声、そして何よりバックのスティール・ギターの洗練された演奏に魅了された。
スティール・ギターは、達人「ジュールス・K・アー・スイ」という中国系のハワイアンで、美しいバッキングを淡々と続けるかっこよさに憧れた。
ドラムスのスネアをブラシで演奏する様を「お好み焼きを焼く」と称したように、スティール・ギターを弾いている姿を「編み機」と揶揄したS君が懐かしい。
今では見かけない毛糸の「自動編み機」の横長の形状が、似ていたからだ。
「マプアナ」は当時を代表する名曲のひとつ。
「? Tonight Mapuana Hawai'i smiles on you
One kiss of sweet aloha Aloha I love you ? 」
という歌詞がロマンティックだ。
1953年、Lani Sangの作品、キーが「C」であれば途中で入る「D9th」が新鮮だった。
ハワイ語で書かれたフラソングを好しとして英語のスタンダードナンバーを敬遠してきたが、ここに至ってまたあの時代のノスタルジーがよみがえる。
ハワイ音楽の大きな魅力はこの「ゆったり感」に尽き、それは譜面に書けない。
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YouTube: Alfred Apaka: Mapuana
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YouTube: Bud Tutmarc plays Mapuana on Hawaiian Steel Guitar
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YouTube: Yume plays " Mapuana " on uke
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YouTube: "Mapuana", By Mike Keale and Friends With Hula By Linda Lester Keale
Cafe Hawaii [Import]価格:¥ 1,446(税込)発売日:2013-07-25 |
ベスト・オブ・アルフレッド・アパカ価格:¥ 2,700(税込)発売日:2000-06-21 |