「マーヴィン・ゲイ」が曲のタイトルになる時代になった
久しぶりの音楽仲間Tくんからのお便りで知った若いミュージシャン「チャーリー・プース」(と発音するようだ)の楽曲の名だ
映画「ジャージー・ボーイズ」に入れ込んでいたTくんらしい曲だなあと思ったら、なんと彼はニュージャージー出身の23才だとか
ジャズをやっていたとか、バークリー音楽院に通ったくらいしか情報はわからない
聴いて即座に「オールディーズ」を思い出す
「C-Am-F-G7」といったわかりやすい循環コードのうえに乗っかるわかりやすいメロディと踊りたくなるような軽快なリズム
昔と異なるのは、音質が格段にいい
ドラムスとベースに、打ち込みのようベタッとした音圧がある
そして享楽的な歌詞
英語力のなさで正確なニュアンスが分からないが、インドの性典「カーマスートラ」が出てくるくらいだから映像とあわせてみてもイケイケなのだろう
こういう楽曲を書いてヒットさせることのできる人は才能がある
ジョン・レノンの「Why do it in the road?」なんてことを言うのだろうと思ったものだ
英語と言えば米軍の極東放送網「FEN」で西欧音楽を聴いて音楽に目覚めた人が多かった
「Far East Network」というアナウンスがなぜかかっこよかった
専門家のTくんによれば「FEN」は今や「AFN」というのだそうな
「American Forces Network」で放送局は全て基地内に集められ、今やWEBやTVなどで配信されているようだ
ラジオの時代、「9500万人のポピュラーリクエスト」で育った私にとってラジオは音楽の宝庫だった
中波放送、短波放送、音質などとても期待できないあの時代のメディアで世界の文化を貪るように聴いた
今のTVは、毎日ゴミ屋敷や殺人事件、不倫といった話題を面白おかしく伝えている
そんな下世話はチャンネルをまとめて放送してはどうだろう、、、私は見ない
「FEN」から流れるカントリー・ミュージックやポップスを聴いて、米国と日本の豊かさの違いを感じたあの時代
今も、そんなに変わっていないとすれば寂しい
Charlie Puth - Marvin Gaye ft. Meghan Trainor [Official Video]
Charlie Puth - See You Again - Live on Today Show