ひょんなことで子猫たちを預かることになった
はるばる沖縄からやってきた子猫は底抜けに明るくて人懐こい
どんな生き物も子供は可愛い
そして持って生まれた性格やDNAに支配されることは一生変わらない
一枚の板材にしても真っ直ぐに生まれた板はいつまでも真っ直ぐだが、ゆがみやクセを持った板材は直らない
「いい性格」に生まれて「素直に育つ」ことが大事で、そうした人や生き物に出会いお付き合いすることが幸せにつながる
動物の保護に関わる方達に、お会いしたり話を聞いたりしたのも勉強になった
ペットショップに行けば何十万円ものお値段のついた血統書つきの可愛い猫ちゃんたちがいる
でもそうした猫よりも何らかの事情で保護された猫ちゃんを引き取り大事に育てることが世のためになる
引き取り手がなければ殺処分されてしまうわけで、この世に生を受けた生き物に手を差し伸べることに異論はない
しかし人間の中には残虐なあるいは自分勝手な者がいることも事実だ
保護団体の方達から保護された動物を譲り受けるには、審査があるという、平然と譲り受けた動物を虐待したり殺したりする輩がいるからだそうだ
つまり責任を持って飼い続けることができる環境が整っているかどうか、住宅事情や人物をチェックされる
高齢者であれば猫が生きる20年という年月をカバーできるかどうかまで家庭環境を聞かれる
猫は犬と違い散歩する必要はないが、家の中が大変なことになるのも覚悟しなければならない
爪を切ればいいとはいうもの壁という壁はひっ掻かれてボロボロになってしまう
そして避妊手術、病気に対する予防や治療の手間隙と費用もついてまわること
毎日の給餌やトイレの始末も日課になる
でもそんなお世話があったとして生き物と共に暮らしたいのは、太古の昔から人間に刷り込まれてきたことなのだろう
またペットたちも治療や毎日の生活を通じて飼い主や獣医さんなどから受ける愛をわかっているようだ
さて数千キロの旅を経て巡り会えた首里太郎くんと島子ちゃん、彼らの人生、いや猫生はこれから始まる
長生きしなければ、、
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