子供の頃食べたものをいつまでも記憶にとどめて忘れないのは男性の習性かしら。
同県人で同じような体験をして50年後に土地を入手して栽培を始め、出荷するまで至った人がいる。
果樹「ポポー」はアメリカ原産だそうな。
近年ホームセンターに出回っているし、品種が結構あることも最近知った。
ビワのような大きめの葉をつけて落葉する、青いユーモラスな形の実がついてやがて落果する。
落果したものが完熟しているようで実が柔らかい。
美味しいかどうかは個人差があると思う。
バナナのような香りがして大きな種がたくさん入っていてアボカド状の実が美味しいと感じる人とそうでない人とがいる。
我が家にも2本植わっていたが、2本以上ないと実がつかないと聞かされていた。
落果した実を拾ってはみるが誰も食べない、台湾で暮らした経験のあるご近所の方がお好きでよくお届けしたものだ。
なぜ我が家に植わっていたのか、今となっては知る術はなく、アメリカから帰国した祖父の兄の子孫が八丈島にいることとなんらかの因果関係があるのかしらと想像したりしている。
その昔、飢饉に備えて柿の木を農家に植えさせたという謂れがあるようにアメリカの非常食だったのかもしれない。
「パンの木」を求めてタヒチに軍艦をやりカリブ海で栽培させようとした英国のロマンを思い出す。
こうしたトロピカルな植物を眺めているのは楽しい。
パラダイスに思いを馳せるひとときがいい。
幻の果実ポポー
幻の果実、ポポーの品質と皮の剥き方、切り方、食べ方。
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