沖縄の音楽が心地よいのは、アジアから海を渡ったポリネシアの民族移動の歴史に関係が深いと思う。
ルーツを同じくする民族の音楽は互いに心地よく聴こえる。
ベトナムや中国などアジア諸国と交流した琉球に「三線」と言う楽器が生まれ、いつまでも歌い継がれてゆく。
三味線と比べるとやや小振り、サステインが短く一音一音がはっきりしていて胴の響きが独特だ。
以前静岡名産のわさび漬けの小さな木樽にスプルースを貼って「缶から三線」を作った。
ヘッドはギターと同じ要領で加工し、手元にあった材でネックを作りフレットボードは確かマホガニー系の薄板を貼った。
糸巻きは庭木の剪定した材を削って、弦と駒だけは本物を入手してと、、なんと三線に近い音が出るではないか。
ヘッドと「カラクーイ」と呼ばれる糸巻きの加工だけ厄介だ。
が、通しネックにすればボディはお菓子の空き缶だろうと、木箱だろうと大丈夫、そこそこ音が出ることがわかった。
市販されている「缶から三線」やキットを買えば数千円で手に入るし、発泡スチロールでできたものまであった。
そんな手軽さの一方で、当然のことながら奥深いものがある。
先般沖縄を旅したIさんが、ふらっと入った民謡酒場で「十九の春」の作者の方にお会いしたそうだ。
その方がなんとスラックキー・ギターを弾いていたので驚かれたという。
スラックキーのチューニングと三線の調子とは同じような奏法ジャンルといってよいのかもしれない。
演奏することを英語で「Play」と言うが、以前お世話になった日系ハワイアンの方が「あそぶ」と表現されていたことを思い出す。
そう、音楽は難しい顔をして弾いたり、得意になってひけらかしたりするものではなく、親しい人や家族と楽しむ「遊び」の一種なのだ。
「音楽を遊ぶ」にあたり、一緒にやって楽しい人たちを集めるのがミュージシャンの仕事であり、そうしたミュージシャンには楽しい人たちが集まってくる。
そう、ミュージシャンとは招き猫みたいなものだ。
<2014.9.22.初稿>
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