マイクを前にしたメイン・ボーカリストよりもバックミュージシャンの方に眼がいってしまう
ライブ映像はボーカリストのアップ画像を延々と撮り続けるのだが、いやギターやベースの手元のほうが気になる
そんな見方はいけないのとわかっていても、楽器や機材、できればイクイップメントのツマミまで写して欲しいと思うのだ
同じ楽器や機材を使ったとしても、その調整は千差万別で人の顔のように異なる
音を瞬間聴いただけで彼らミュージシャンたちの音楽世界がわかろうというもの
聴きたいと思うか、その場を離れてしまうかは瞬時の判断だ
それはフードを見て、美味しそうと思うのか否かにも通じるかもしれない
食べてみて初めて美味しいと認識する場合もあろうが、大方は第一印象ではないだろうか
セッション・ミュージシャンを見て、期待通りの演奏を聴いて安心する
常連組のセッション・ミュージシャンは、やはり期待を裏切らない
アメリカというところはとんでもない贅沢セッションが行われるようで驚く
ベースにレイ・ブラウンを使うとか、ドラムスにジム・ケルトナーを起用するなど、ため息が出てしまう
先ごろヒットしたTVドラマで出演俳優たちが話題になった
脇役としか認識していなかった俳優がドラマで脚光を浴びる
もちろんご本人の力量があってのことだが、そこにスポットをあてる監督の多才さを見てしまう
「脇役のかっこよさ」はセッション・ミュージシャンの素晴らしいプレーに相通じると思うのだ
My Brave Face - Paul McCartney/Elvis Costello - 1989 [HQ]
Voormann & Friends - A Sideman's Journey
Billy Preston - My Sweet Lord (Concert For George, 2002)
Maria Muldaur 1973
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます