バンドが一体となって、一つのサウンドを形成した時初めて「バンドを実感」する。
てんでんばらばらに単に音を出しているだけの状態から、ひとかたまりの音になった時だ。
その次のステップとしてそのバンド、そのメンバーでしか出せないサウンドが出来上がる。
音楽仲間Tさんは、これを「バンドの音」と表現した。
そして経験を積み重ねると初対面のメンバーとセッションしてもそこそこのレベルの音が出せるようになる。
新鮮なイメージで演奏するには、予備知識や練習などないほうがいい。
1995年のマリア・マルダーとエイモス・ギャレットのライブ映像を見ていてこれを感じた。
つまりバンドメンバー全員が一つの鳥になって歌っている。
滑らかなピアノ、キーボード、あくまでも自重気味なベース、美しく空間を彩るドラムス。
スケールを危なっかしそうに計算通りに動くギターとマリアのボーカル。
ボーカルが突出しているとかギターがとかではなく、全体が歌っている。
それはとどのつまりマリアやエイモスの力なのかもしれないが、5人の力が何倍にもなっていると言いたい。
ブルースか、ジャズか、カントリーか、ジャグか、、。
そんなことはどうでもいい。
リズムを見事にコントロールして綺麗なファルセット。
森に響き渡るキツツキのようなスネアとドラミング。
こんなバンドをやってみたいと思わないか。
I'm a woman / Maria Muldaur & Amos Garrett live1995
Secondline / Maria Muldaur & Amos Garrett live1995
Classic Drum Battle_Charly Antolini_Huub Janssen_Pete York_1997_Germany Europapark.mp4
Helge Schneider feat. Pete York Georgia on my mind
Maria Muldaur - Louisiana Love Call
Maria Muldaur sings Bob Dylan
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