サーフィン・ミュージックが流行った頃「ポイント・パニック」をヒットさせた「サファリーズ」というグループがあった。
シングル盤のB面は「ワイプ・アウト」だった。
オリジナルメンバーのドラマーが作曲したという「ワイプ・アウト」
切れ目なく叩き続けるドラミングが主役であり、ギターもベースも脇役のような楽曲だ。
「シャンティーズ」や「アストロノーツ」などエレキギター・サウンドだけでサーフィンをイメージさせたあの頃、
少年のような若者たちがエレキギターを持ってミュージシャンになった。
「ビーチ・ボーイズ」の前身、「ペンデル・トーンズ」の名前をどうしようかと考えた時「サーファーズ」が候補に上がったという。
しかしサーファーズはハワイのボーカル・グループとして既にあったので「ビーチ・ボーイズ」となったらしい。
少年たちは皆同じように齢をとって白髪となった。
老いても音楽は、サーフィン・ミュージックやホット・ロッドといったあの頃のサウンドを見事に表現している。
ハープ・アルパートとティファナ・ブラスのテーマソング「The Lonely Bull(悲しき闘牛)」を取り上げているのも興味深い。
単純な音楽ジャンルと言うなかれ、「ノリ」が命のサーフィン・ミュージックは案外難しい。
Wipe Out - The Surfaris
THE SURFARIS - "WIPE OUT"
THE SURFARIS = "THE LONELY BULL"
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