夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

バンドの個性

2015年07月06日 | 音楽


バンドは傑出した人がいなくても成立するのが理想かもしれない。
もちろんバンド・サウンドはメンバーの個性が発揮されて出来上がるのだが、そこに相乗効果があってほしい。

スキッピーやイズといった大物がいなくなった「マカハサンズ」は、昔からのサウンドをたった3人で実現している。

おそらくきっちり書かれた譜面に基づいて演奏するのでなく、アレンジを共有したメンバーがごく自然にギターを弾きベースを弾く。
流れるようなコーラスも、40年近くやってきた経験と信頼関係が、それぞれのパートを自由に歌わせているような気がしてならない。

「You don't know me」はカントリーの名曲だが、ハワイの人たちが好んで歌う。
ハワイアン・スタイルは、カントリーのタイトさを「ゆったり目にしてくれる」ことがおわかりいただけるだろう。

イズとテレサ・ブライトの掛け合いの映像があったことにも驚いた。
前段と矛盾してしまうが、イズの音楽性をひたすら感じてしまう映像だ。

ウクレレのリズムだけできっかけを出してバンドが動きだす。
力関係でなく音楽をやるんだという明確な意思表示がなされ、メンバーは無条件に反応する。

ピーター・ムーンの作った「Meha Meha」をたった一つのコードで変えてしまうアレンジにも感心した。
ちょっとした創意が料理を美味しくさせてくれるように音楽の可能性は限りない。

テナーウクレレを出して弾いていたらいつの間にかケースに「ネコレレ」が入っていた。
そういえばこのケース、美人女流ギタリストからいただいたものだった。

猫は居場所を見つける天才だ。
居場所を探す旅は永遠に続くのか。



The Makaha Sons of Niihau "IZ" Israel Kamakawiwo'ole & Teresa Bright マカハ?サンズ

Makaha Sons and Kealo Koko 'MEHAMEHA, WHITE SANDY BEACH '

Makaha Sons - Morning Dew and Kaleohano

"Meha Meha - White Sandy Beach" (Lyrics in Video) - The Makaha Sons - マカハ?サンズ


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