夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

大衆音楽の殿堂

2015年07月24日 | 音楽


先日いただいたUさんからのお便りを紹介しよう。
作曲家古賀政男さんは代々木上原にお住まいになっていたようで、駅から至近距離の場所に記念する音楽博物館があるそうだ。

そこでは様々な展示やイベントが企画されているようで、今月26日までは平成25年度に選出された「大衆音楽の殿堂入り」のビデオが上映されている。
その中の一人である「尾崎紀世彦」さんの映像をご覧になったというファンの方からのお便りだ。

1979年だったのか、そんなに時間が経ってしまったのか、と感慨深い。
でもあの時の尾崎さんとのやりとりは楽しかったし、打ち合わせでは尾崎さんの人柄を知るのに十分な時間があった。

マネージャー氏に焼き鳥を買いに行かせたり、「僕はカツ丼が好きなんだ」とか。
TV画面で拝見する気難しそうな印象とはまるで正反対の気さくな一面を見て即座にファンになってしまった。

そして何より音楽を愛していること、とりわけ我々との接点である「ハワイ音楽に関しては」ビジネスとしてでなく、「大事にとってある特別なもの」という印象がある。

大阪のTV局スタジオでのサウンドチェックの間の、次から次へと出てくるハワイアン・ナンバー、
「♪ これは知ってるかい?」
「おお、そうか、じゃ、これは?  ♪」

てな調子でオベーションを弾きながら出てくる歌の数々、ついていく我々とスラックキーギターの音の広がりに気を良くしてくれた。
スタジオ中に響き渡るボーカルとギターやウクレレ、ベースによるサウンドは、譜面によるかっちりとしたハウスバンドの演奏とは異なりリラクゼーションを与え創造意欲を掻き立てたのかもしれない。

何回も書くようだが、あの時の尾崎さんの満面の笑みは私にとって一生忘れない最高のプレゼントになった。

お茶目でジョーク好き、攻撃的で曲がったことは嫌い、その実繊細で気がつく、
とりつくしまがないくらい厄介な印象と相反して出てくる男の優しさ、あのルックスと声に女性は参ってしまう。

もうあんな人は出てこないだろう。
「『また逢う日まで』をボクは一生歌い続けます」とおっしゃった当時小学生だった彼のように、ファンの方の心に永遠に残るミュージシャンだ。

そんな尾崎さんとわずかながら音楽を通じて触れる機会があったのは、わたしの人生において幸運な一ページだ。



ブログ楽しく拝読しています。
写真の花や野菜も本当にみずみずしくて鮮やかです。

夢の介さんは古賀政男音楽博物館にお出かけになったことありますか。
移築された古賀邸の一部や作曲活動に使われた楽器・楽譜、などさまざま展示されています。

7/20~7/26と短い期間ですが、3階日本間で「大衆音楽の殿堂 平成25年度顕彰者の記録」のビデオ上映が行われていると知り、
この年顕彰者に選ばれた尾崎紀世彦さんを見るため昨日行ってきました。

顕彰者10人分ということもあり、尾崎さんの功績紹介の時間は「また逢う日まで」を流しながらの1曲分でちょっと残念!!!
でもそのなかでなんと、1979年5月19日新宿文化センターでのハワイアンコンサートのプログラムが紹介されました。

2~3秒でしたが、「演奏・パイナップル・シュガー」の記載もはっきりとらえることができました。
嬉しくて、そばにあったリモコンを使ってその部分だけ繰り返し見ちゃいました^^;

尾崎さんと夢の介さんが一緒に音楽活動をされた記録として残るのですね。

Claudine Longet - I Love How You Love Me

サマーラブ 尾崎紀世彦


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