
東京新宿区のギャラリー、アートスペースK(2階)でかたちの会のメンバーとの展覧会があります。
元々は茶道教室で使われていた8畳と3畳の和室をお借りします。
私は着尺、帯、帯揚、ショールなどを出品します。染織関係では染色家の仁平幸春さんには着尺、帯、小風呂敷、半衿。帯のアトリエ「花邑(銀座店)」さんからも仕立て上がりの帯をご出品いただきます。
ただ作品を一点一点見るだけではなく使うことを意識した取合せの観点に重点を置いています。
展覧会の詳細、コンセプトはこちらから
私は缶詰状態で仕事をしています。
上の画像はまだ機にかかった状態の帯地です。糸の味わいで見せたいとシンプルに、でも奥行きのある帯になるよう考えました。
濃厚な柄行きの大島や、結城、絣柄などとも合いそうです。
帯揚げも只今染色中です。秋の色、冬の色、春の色、大人のピンク、赤・・・どんどん思いが膨らんで染重ねたり、色を掛け合わせたり、帯揚げといえどもこだわりまくってまして、、、
間に合うかな~~;;
ショールも新作を揃えていますので、羽織やコートの色と合わせてご覧ください。
この時期の必需品です。
点数は私のものは各5~6点、仁平さんは着尺、帯で6点、花邑さんも3~4点です。
点数は少ないですが、お手持ちの着物や帯を持ってきて是非遠慮なく合わせてご覧いただきたいと思います。出会いがあれば幸いです。
親の代のものなどで、何か古めかしくて着られないような着物でも、帯を現代の感覚のものに替えるだけで新しい風が吹いてきます。

帯締め1本、帯揚げ一つをあか抜けた色に変えることでもスキット!若返ります。

取合せとは統一ではなく違うものを生かしながら組み合わせてハーモニーを奏でさせるもの。
ほんの少し不協和音も取り入れると良くなることもあります。
ただ色や柄が合う合わないでもなく、モノの力と自分の力がせめぎ合い、真剣勝負!
自然と調和し、自分らしく着ること。
世の中に流布する固定されたイメージではなく、自分を発見できる開かれた取合せ。
一生をかけて深くなれるのが着物や床の間の取合せです。
是非会場で取り合わせ談義を交わしましょう。

他の方の作品も素晴らしいものがあります。
心の置き場所を作りませんか?

22日~24日にご都合の悪い方は18日(日)に櫻工房でご覧いただけるようにしますので、かたち21のお問い合わせからお申し込みください。(要予約)
Email:katachi☆mbr.nifty.com
(☆を@に変えて送信してください。)