自分で紡いだ糸を織るための準備と糸量の計算、それからデザインを考えました。
実習の内容は昨年のブログ記事を参考にしてください。
デザインというと、気持ちが改まって肩に力が入りがちですが、
真綿紬の糸はそれ自体が趣きのあるもので、
濃い色の地糸と薄い色の手紡ぎの糸2色を織りまぜるだけでも
充分に豊かな表情が生まれてくると思うのです。デザインすることが目的ではなく、
織りながら生まれてくる模様をしっかりと捉えることが大切です。
私自身は図案を描くことはほとんどしません。
糸量を計算する必要があるとき(絣を織るときとか)のみ多少は描きますが、
その場合にも、アバウトにやる程度です。
それよりも大切なことは、素材が持つ美しさに目を向けていくことです。
自分の思いどおりのデザインとか、絵画的(?)とか、
現代アート風(?)とか、私は好みません。
絵も現代アートも好きですが、紬の着物の中にわざわざ織り込まなくても、
糸や色から自然に放たれてくる宇宙感が大切ですし、自由なものづくりだと思っています。
今回、織りの実習をする人たちには、糸の計算のために
大まかな図案を描いてもらいましたが、そのことにあまりとらわれず、
大切なのは実際に織り出しながら、自由な気持ちで臨んでもらうことです。
次回の更新予定は10月下旬です。
中野みどりのHP
実習の内容は昨年のブログ記事を参考にしてください。
デザインというと、気持ちが改まって肩に力が入りがちですが、
真綿紬の糸はそれ自体が趣きのあるもので、
濃い色の地糸と薄い色の手紡ぎの糸2色を織りまぜるだけでも
充分に豊かな表情が生まれてくると思うのです。デザインすることが目的ではなく、
織りながら生まれてくる模様をしっかりと捉えることが大切です。
私自身は図案を描くことはほとんどしません。
糸量を計算する必要があるとき(絣を織るときとか)のみ多少は描きますが、
その場合にも、アバウトにやる程度です。
それよりも大切なことは、素材が持つ美しさに目を向けていくことです。
自分の思いどおりのデザインとか、絵画的(?)とか、
現代アート風(?)とか、私は好みません。
絵も現代アートも好きですが、紬の着物の中にわざわざ織り込まなくても、
糸や色から自然に放たれてくる宇宙感が大切ですし、自由なものづくりだと思っています。
今回、織りの実習をする人たちには、糸の計算のために
大まかな図案を描いてもらいましたが、そのことにあまりとらわれず、
大切なのは実際に織り出しながら、自由な気持ちで臨んでもらうことです。
次回の更新予定は10月下旬です。
中野みどりのHP